今回の難読漢字は「核」「餌食」「纔か」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
1問目はこの漢字から!「核」
「核」は核心、中核の「かく」ですね。
では、他の読み方を知っていますか?
正解は同じ2文字ですよ、早速ヒントを見てみましょう!
「核」の読み方のヒントは?
1.物事の中心が「核(かく)」、特定の何かの中心が「核(?)」
2.佐賀県の専称寺には「核割れ梅」という有名な伝承があります。
3.『その実は核のあるところに美しい赤児を一人ずつ、』芥川龍之介「桃太郎」より引用
正解は…
お待たせしました、正解は…
「さね」でした!
果実の種を包む「核果」の部分を「さね」といいます。果実の中心にあるんですね!
ちなみに、古語では種のことを「真根」と書いて「さね」と読んでいたそうです。
「仁」「実」と書いても正解です!
「核」の成り立ち
「核」は会意兼形声文字です。
左側が大地を覆う「木」、右側がイノシシを象徴しています。
この場合のイノシシは「かたい」という意味で使われています。
身近な「核(さね)」は?
梅干しの「核」は昔から天神様(菅原道真公)が宿っているといわれています。
杏仁豆腐の原料となる杏仁粉は、杏の種の「核」をすりつぶしたものです。
どちらも微量の青酸物アミグダリンが含まれているため、あまり大量に食べると中毒の恐れがあるそうです。
2問目はこの漢字!「餌食」
「餌食」と書いて、なんと読むか分かりますか?
餌を食べると書いて「餌食」、そのままご飯を食べるという意味ではありません。
私は犠牲という言葉を思い出してしまいますが、生きるためには必要な事でもあります。
さて、「餌食」と書いてなんと読むでしょうか?
「餌食」読み方のヒントは?
「餌食」とは、動物のエサとして食べられるもの、犠牲になる物という意味があります。
命だけではなく、大きな企業などでは社長の野心の犠牲になることを
「巨大資本の餌食となる」
なんていいます。
なので生きている限り、みんな誰かの犠牲になりながらもバランスを保ちながら共存していることになります。
弱いものが餌食になり、さらに弱いものが弱いものの餌食になり・・・と続いていくのです。
誰でもできれば餌食にならないまま、命を全うしたいものです。