今回の難読漢字は「剥製」「鞄」「閻魔蟋蟀」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
1問目はこの漢字から!「剥製」
「剥製」と書いて、なんと読むか分かりますか?
スモークした食材の(くんせい)は「燻製」と書きます。
食べるものではなく、昔からあるものです。
昔は、玄関に「剥製」を置いている家もよくありました。
夜になると動き出すという大人のジョークが冗談に聞こえなかった位、迫力があります!
さて、「剥製」と書いて、なんと読むでしょうか?
「剥製」読み方のヒントは?
「剥製」とは、動物標本の一種です。
哺乳類や鳥類などが死んだあと、内臓などを取り出し、ほぼ皮だけの状態にし、ボディを詰めて整えた物です。
博物館などに居る剥製は、どの剥製も生きているかのような迫力です。
特に、鳥やムササビなどは飛んでいる瞬間を切り取ったかのような、本当に今にも動き出しそうなリアルな姿を見ることができます。
最近では、飼っていたペットを剥製にする人も多いのだそう。
いつまでもペットと居たい、その熱い気持ち、とてもよくわかります!
しかし、まあまあなお値段がするのでお財布とよく相談してからにしましょう。
「剥製」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「剝製」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「はくせい」
です!
大人になった今でも、剥製が怖いです。
読み方もぜひ、覚えておいてください。
2問目はこの漢字!「鞄」
今回の難読漢字クイズは「鞄」です。
もちろん「かばん」でも正解ですが…
他の読み方を考えてみましょう!
「鞄」の読み方のヒントは?
1.「鞄」をひらがなにすると、5文字になります。
2.「鞄」の別名はフランス語で「rivière de bronzage」、英語で「tanning river」。
3.「鞄」を作る作業は、古代エジプト時代から行われています。
正解は…
正解は「なめしがわ」でした!
動物の「皮」を剥ぎ取り、毛を除去して腐敗しないよう加工すると「革」になります。
皮を革にする工程が「なめし」と呼ばれる作業です。「鞣し」と書かれるケースが多いですね。
歴史が古いのはタンニンなめし、エジプト時代から行われています。次が1858年にドイツで開発されたクロムなめし、そして両者の工法を合わせたコンビネーションなめしが有名です。
日本独自のなめしとしては、牛皮を加工する姫路白鞄(ひめじしろなめしがわ)、鹿皮を加工する甲州印伝革などがあります。
「鞄」の音読みは「ハク・ホウ・ホク・ボク・ビョウ・ヒョウ」、訓読みは「かばん」「なめしがわ」、漢検準1級、14画の漢字です。
ちなみに「鞄」だけでなく、「鞣」「靼」「韋」も「なめしがわ」と読みますよ!