4つ目の漢字は「蘭」です!
「蘭」と書いて、なんと読むか分かりますか? なんと(らん)以外の読み方があります! さあ、なんと読むでしょう?
「蘭」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。 ある植物の名前ですが、一般的には別の呼び名で呼ばれることのほうが 多いようですね。 何か思い当たるものはあるでしょうか?
「蘭」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「あ」です。 ノビルやギョウジャニンニクといった、野生のネギ属植物を指した古称です。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「蘭」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「あららぎ」
です!
あららぎはノビルやギョウジャニンニクの他にも、イチイという 植物の別称でもあるとのこと。蘭と書いてランではなく、さらに ノビルやイチイだったりと、正直実体がよく分からないですね(笑)。 中国から伝わったそうですが、その時にランとイチイとが手違いや 勘違いなどを経て伝わったため、このようになっているとかいないとか? このあたりはよく分かっていないそうです。 またあららぎを調べてみると、塔と書いてあららぎと読むそうです。 これは忌み詞として仏塔を禁忌としたために付けられた別の呼び方だそうです。 こちらも難しくてよく分からないですね(笑)。
5つ目の漢字は「鬆」です!
「鬆」を何と読みますか?
うっかり「鬆」ができてしまうと、テンションが下がるものです。
今回は女性の方が正解率が高いかもしれません!
「鬆」の読み方のヒントは?
1.「鬆」をひらがなにすると1文字になります!
2.茶碗蒸し、プリン、湯豆腐、こんにゃく
3.ダイコン、ニンジン、ゴボウ、スイカ、レンコン
4.『湯が沸騰するとプデンに鬆が立ち味悪し。』中勘助「銀の匙」より引用。プデンはプディングのことです。
正解は…
正解は「す」でした!
物体に細かい穴が開いて空間ができることです。
旬の時期を過ぎた野菜の芯、加熱し過ぎたり凍らせた食材にあらわれる現象ですね。
味や食感が落ちるので、ちょっとがっかりします…。
また、老化や凍害で果汁が減少した果物は「鬆上り(すあがり)」といいます。
金属の加工においては、「鬆」が入ると強度が弱まるのだそう。
「鬆」の由来は向こう側が透けること
「鬆」の音読みは「ショウ」「ソウ」、骨粗しょう症の「ショウ」!
訓読みは「す」「鬆い(ゆるい)」「鬆い(あらい)」、漢検1級18画の漢字です。
「鬆」の上部は髪の毛の「かみがしら」、下部は樹木の「松」。
つまり、『松の葉の重なりから、向こう側が透けて見えること』に例えられています。