「璞」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。 普段使うことはほとんどない、少し古めかしいような、 文学的な言葉と言えるでしょう。 何か思い当たるものはあるでしょうか?
「璞」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「あ」です。 言葉の意味としては、辞書を引くと「掘り出したままでまだ磨いていない玉」 という意味が一番最初にきていました。 掘り出したばかりでまだ手を付けていない新しい玉…、 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「璞」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「あらたま」
です!
あらたまは「掘り出したままでまだ磨いていない玉」と意味を先に紹介しましたが、 それから転じて「真価や完成された姿をまだ発揮していない素質のある人」という 意味もあるようです。磨けば光る原石、といった意味ですね。 新しい玉だからあらたま?と思いましたが、あらは新しいではなく、 まだ手を付けていない粗い状態のあらが語源と考えられます。 英語でも磨けば光る原石という意味で “rough diamond”という言葉があり、 璞と同義と言っていいですね。
5つ目の漢字は「鬚」です!
本日の難読漢字クイズは…
「鬚」です!
早速ヒントを見てみましょう!
「鬚」の読み方のヒントは?
1.「鬚」をひらがなにすると4文字になります。
2.「鬚」の新入社員はいませんが、役員には多いかもしれません。
3.『髭、髯、鬚、まるで銀の針金を植えつけたようで、』小山清「桜林」より引用
4.フランス語では「barbe」、イタリア語では「barba」です。
正解は…
正解は「あごひげ」でした!
一般的には「顎髭」ですね。
若くて似合う人はなかなかいません……。
ちなみに、ひげ全般を「髭」と書きますが、口ひげは「口髭・髭」、唇のすぐ下のひげは「承漿(しょうしょう)」、頬ひげは「頬髯・髯」、耳ひげは「鬍(こ)」です。
「鬚」の音読みは「シュ」「ス」、訓読みは「ひげ」「あごひげ」、漢検1級22画の漢字です。
「鬚」の上部は、髪の毛を意味する「かみがしら」という部首。
下部の「須」は、『あごひげの垂れた老人』を描いた象形文字です。
「鬚」の日本史
戦国時代の武士はひげを生やしていましたが、江戸時代は剃る武士が増えて、1670年代には「大ひげ禁令」が発令されました。
しかし幕末からは再び、ひげを生やす人が多くなり、文明開化で完全にひげ文化が復活!
第一次大戦後には、ひげ剃りの習慣がすっかり庶民に定着しました。