「匪ず」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇ず」です。

さて、もうわかりましたか?

「匪ず」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「あらず」

です!

同じ読み方の物に「心ここにあらず」がありますが、こちらは「心ここに有らず」と書きます。

ぜひ、覚えておきましょう。

最後はこの漢字!「抜錨」

「抜錨」の読み方をご存じですか?

「錨」は「猫」という字に似ていますが、猫とは関係がありません。

それでは、何と読むのでしょうか?

「抜錨」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「ば○○○」の5文字
  2. どちらの字も音読みです
  3. 「錨」は訓読みで「いかり」と読みます

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「抜錨」の読み方、正解は・・・


正解は

「ばつびょう」

です!

「錨」はヒントでも出した通り「いかり」と読む漢字で、船を止めておくために水底に沈めるものです。その「いかり」を抜くということから「船が出航する」ことをあらわす熟語です。

対義語は「投錨(とうびょう)」で、船が止まるために錨をおろすという意味になります。

この「いかり」をあらわす文字、江戸時代までは「碇」という文字を使っていました。

明治時代からは「碇」ではなく「錨」が使われるようになった理由にはいくつか説がありますが、日本船で使っていた「いかり」が廃れ、西洋船で使っている「いかり」が多く使われるようになったことが背景にあったようです。

「抜錨」という言葉も明治時代に入ってから多く使われるようになりました。

錨を抜くだけではなく、出航するという前向きな意味を感じる「抜錨」の読み方、この機会に是非覚えてくださいね。