今回のお題は「剽げる」「倖う」「髢」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
1問目はこの漢字から!「剽げる」
人気者って、どんな人を思い浮かべますか?
優秀な人?
優しい人?
「剽げる」人も人気だと思いますが、どんな人か分かりますか?
「はげる」?「そげる」?
それでは意味が通じなそうですよね・・・
何と読むのか、さっそく見ていきましょう!
「剽げる」の読み方のヒントとは・・・?
「剽げる」の漢字をよく見てみましょう。
「票(ひょう)」という文字が付いていますね。
読み方は、それほどひねらず読めば正解しますよ!
分かりましたか?
「剽げる」の読み方の答えは・・・
正解は「ひょうげる」でした!
剽(ひょう)げる人が人気者?と思ってしまいますよね。
「剽(ひょう)げる」とは、「おどける」「ふざける」という意味です。
九州地方の方言では、ひょうきん者やおどけた言動の事を「ひょうげもの」と言うんですよ。
まだピンと来ないという人も、「ひょうきんもの」という言葉はご存知ですよね?
「ひょうきん」を漢字で書くと「剽軽」なんです!
剽軽(ひょうきん)な人は、どんなコミュニティでも人気者ですよね。
ちなみに「剽(ひょう)」という漢字、訓読みでは「おびやかす」「すばやい」などと読むんですよ。
「脅かす」「脅して奪う」「荒々しい」などという意味になり「ふざける」「おどける」とは全くイメージが異なるんです。
同じ漢字なのに不思議ですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「倖う」
「倖う」と書いて、なんと読むか分かりますか?
思わず(こうう)と読んでしまいそうですが、もちろん間違いです!
「倖い」と書けば(さいわい)で、思いがけないしあわせという意味です。
幸せだけならストレートに幸せという意味ですが、
人偏に幸せと書いて「倖い」になると、難を危うくのがれての幸運という意味に変わります。
もちろん(さいわい)とは違う読み方で、「倖う」と書いてなんと読むでしょうか?
「倖う」読み方のヒントは?
「倖う」は、人が入ることにより、思いがけない幸せがあるという意味があります。
その思いがけない幸せを貰いたくて、お世辞を言って人の気に入るように振舞ったり、媚びを売ったり、ごまをすったりという意味合いで使われることが多いです。
「上司が黒いものを白といったら白という!」
なんて「倖う」ことの典型ですね。