ダイソーのくるみボタンキットの詳細は?
①キットの中身
ダイソーのくるみボタンキットの内容は、打ち具台と打ち具、型紙、そしてくるみボタンの土台です。くるみボタンは、布を巻き付けるボタン上部のカバーパーツと、糸を通したりするボタン部分の土台パーツに分かれています。布は付属していません。
くるみボタンキットの中身
- 打ち具台
- 打ち具
- くるみボタン上部パーツ
- くるみボタン土台パーツ
②サイズ一覧
くるみボタンキットは、小さいものは12mmから大きいものは38mmまでサイズが豊富に用意されています。大きいサイズのくるみボタンは数が少なく、小さいくるみボタンは数が多く封入されているのが特徴です。それぞれのサイズごとの、封入個数は次の表の通りです。
くるみボタンキットのサイズ早見表
大きさ | 製作キット付 | 補充用 |
12mm | 27個 | 36個 |
15mm | 24個 | 33個 |
18mm | 18個 | 27個 |
22mm | 15個 | 24個 |
27mm | 12個 | 21個 |
38mm | 9個 | 15個 |
③補充用と製作キットの違い
補充用と製作キット付セットの違いは、製作用の型紙と打ち具台と打ち具が、補充用には入っていないことです。補充用くるみボタンキットは、打ち具が入っていない分だけ、くるみボタンが多く入っています。
くるみボタンは消耗品ですが、打ち具と打ち具台、そして型紙は繰り返し使います。初めだけ製作キット付きのくるみボタンキットを購入し、追加する時に補充用を購入すると良いでしょう。製作キットは、ボタンごとにサイズが異なるので、サイズの違うボタンを作る時には目的のサイズの製作キットを用意しましょう。
④他の100均のくるみボタンキットとの違い
他の100均に売られているくるみボタンキットとダイソー製との、大きな違いは製作キットの有無です。セリア製のくるみボタンキットには、打ち具台や打ち具が付属していません。セリアのくるみボタンキットは、裏側を仮縫いして作る方式なので、ダイソー製よりもやや手間がかかります。
基本|100均のくるみボタンキットを使った作り方
①基本材料と道具
くるみボタンを作る時の基本的な材料は、製作キット付きのくるみボタンキットと、布、はさみ、ボンドだけです。アレンジして作る場合には好みの材料を用意する必要がありますが、基本の作り方の時には他の材料を用意する必要はありません。ボンドは手芸用ボンドや、木工ボンドを用意してください。
布のサイズは、作りたいくるみボタンの直径より1cm以上大きいサイズのものであれば、何でも構いません。沢山作りたい場合には、大きい布が必要ですが、数個作るだけなら小さな布で大丈夫です。
基本のくるみボタンの材料と道具
- 製作キット付きくるみボタンキット
- 布
- はさみ
- ボンド
②基本の作り方
くるみボタンの基本的な作り方は、丸くカットした布をボタンの上側に装着し、裏側からボタンの土台部分を嵌め込むという簡単な流れです。ボタンの中心に模様やモチーフが来るように布を配置すると、可愛いくるみボタンが作れます。
ただし、型紙の端は裏側に折りこまれるため、型紙の中心部の円に収まるサイズのモチーフを配置するようにしましょう。中心円からはみ出したモチーフは、ボタンの表に収まりきらず、絵柄が切れてしまうので注意が必要です。くるみボタンの基本的な作り方の詳しい手順は次の通りです。
くるみボタンの基本的な作り方
- 型紙を使って、布を丸く切り抜きます。
- 打ち具台の底に布の表が下になるように、敷きます。
- くるみボタンの上部パーツを打ち具台に乗せます。
- くるみボタンの上部パーツ内側に、薄くボンドを塗ります。
- 周りにはみ出している布を、くるみボタン上部パーツに折りこんでいきます。
- 折りこんだ布の中心にボンドを薄く塗って接着します。
- くるみボタンの土台パーツを乗せ、打ち具で上から押し込みます。
- 打ち具台から外して、完成です。
POINT
打ち具台を変形させて外そう
くるみボタンは押し込んで布の厚みで固定しているだけなので、ひっぱる力に弱いです。打ち具で圧着した後に、くるみボタンを打ち具台から外す時は、打ち具台の端を変形させてボタンを取り出しましょう。打ち具台は柔らかいので、簡単に変形させてボタンを取り出すことができます。
アレンジ|100均のくるみボタンキットを使った作り方
①お菓子の包み紙
1つ目のアレンジ例は、お菓子の包み紙を使って作るくるみボタンです。お菓子の包み紙を何かに活用できないか、考えたことがある方は多いでしょう。馴染みのお菓子の包み紙を、くるみボタンの布地代わりに採用するだけで、簡単に可愛いくるみボタンができますよ。
作り方は、基本のくるみボタンの手順と同じです。ただし、おかしの包み紙を使う場合は、通常の布地よりも薄いため、くるみボタンの上部パーツと土台パーツが外れやすくなることがあります。包み紙が薄すぎる時は、下地に布を重ねたり、ボンドをやや多めにするなどの工夫が必要です。
②マスキングテープ
2つ目のアレンジ例は、マスキングテープを使って作るくるみボタンです。作り方は、布を巻き付ける代わりに、マスキングテープを貼り付けて作るだけです。手順のポイントは、カーブのかかった端で皺が入らないように、テープを引っ張りながら貼り付けることです。
可愛くておしゃれなマスキングテープは、柄のアイデアが豊富です。数種類のマスキングテープを組み合わせれば、簡単にたくさんの柄が作れます。また、貼り付けてカットするだけの手順なので、布を使ったくるみボタンよりも量産が簡単ですよ。
③UVレジン
3つ目のアレンジ例は、UVレジンを使って作るくるみボタンです。UVレジンを使う手順は、基本のくるみボタンを作った後に、UVレジンを塗って硬化させるだけです。布のくるみボタンは摩耗しやすいですが、UVレジンで保護すれば摩擦に強くなります。
また、レジンパーツでデコることで、より華やかなくるみボタンにアレンジすることも可能です。くるみボタンは平らな場所に置いても、土台部分が安定せず水平になりません。硬化やUVレジンを使う作業の際には、スポンジに切り込みを入れてボタンをまっすぐ立てておく、ボタン台を用意すると良いでしょう。
④フリンジ・タッセル
4つ目のアレンジ例は、フリンジやタッセルをあしらったくるみボタンです。フリンジを下側に数個だけあしらったり、周囲全体に着けてアレンジします。作り方は、基本のくるみボタンを作った後に、裏側からフリンジやタッセルをボンドで留めるだけです。
⑤ビーズ
5つ目のアレンジ例は、ビーズをあしらったくるみボタンです。作り方は、基本のくるみボタンを作った後に、好みのビーズをボンドでくるみボタンに張り付けるだけです。シックなビーズを配置すれば、可愛いながら落ち着いた雰囲気にできますし、キラキラのビーズを使えば明るくカジュアルに演出できます。
使うビーズの種類や乗せ方次第で、おしゃれなもの、シックなもの、甘めの可愛いものなど、全く雰囲気が変わりますよ。ビーズにUVレジンを組み合わせたり、フリンジを併せて使うのもいいですね。
⑥刺繍
出典: Instagram(@hanakotoba7718)
6つ目のアレンジ例は、刺繍した布を使ったくるみボタンです。好みの絵柄の布がなくなったら、思い切って自分好みの柄を刺繍してみるのはいかがでしょうか。おしゃれな柄からキュートな柄、面白い刺繍まで自由自在です。刺繍くるみボタンの作り方手順は、次の通りです。
刺繍くるみボタンの作り方
- 布に型紙の中心円のサイズの円に印をつけます。
- 印をつけた枠内に収まるように、好みの刺繍をします。
- 布を型紙のサイズにカットします。
- 基本のくるみボタンの作り方で、くるみボタンを作れば完成です。