蛙化現象が起こる原因
では、蛙化現象はなぜ起こってしまうのでしょうか。理由が分からず突然陥る人も少なくありませんが、そこには何かしらの原因があるはずです。以下で考えられる例をご紹介していきます。
原因①付き合うまでの過程を重視
蛙化現象は、付き合うことになるまでのドキドキやハラハラなど、片思い期間が楽しいと感じる人に起こりやすいと言えます。
相手が誰を好きなのか、自分に興味があるのかなどを観察したり、相手との恋が実るまでのスリルを味わうことに魅力を感じる人は、いざ両思いになると今までのドキドキ感が薄れ、急に気持ちが冷めてしまうことがあります。
原因②相手を振り向かせることが目標
片思いの時期は相手を振り向かせるという目標に向かって、あの手この手を使ってアプローチをかけます。しかし、晴れて相手が自分のことを好きになって交際できることになると、達成感に満ち溢れて、相手に対してそれほど好きという感情が湧かなくなるという人も少なくありません。
いわゆる燃え尽き症候群のような症状です。こういった状態で付き合うと、ひょんなことで蛙化現象に陥り、すぐに別れてしまうことになります。
原因③理想が高過ぎる
理想のタイプとして、アニメやドラマの主人公のような人、イケメン(美人な)芸能人など常にハイレベルな相手を想像しているという人は、理想が高すぎて蛙化現象が起こりやすくなります。このタイプの人は、理想とするアニメやドラマの主人公と現実世界の人間をリンクさせてしまうのです。
その結果、理想と現実がかけ離れすぎて冷めてしまったり、好きな人の欠点を少しでも目撃してしまうと蛙化現象に陥るというケースが発生します。
原因④過去に辛い経験をしている
過去に恋人から裏切られた、ひどい振られ方をしたなどツラい恋愛経験を持つ人は、その時のショックな気持ちがずっと心に残って、少しでも相手に不信感を抱いたり相手のことがわからなかったりすると、蛙化現象に陥る可能性があります。
せっかく好きな人と両思いになっても「また振られたらどうしよう」などと臆病になって、距離を取った結果、気持ちが冷めて行ってしまうのです。
原因⑤自己肯定感が低い
自己肯定感があまりにも低い人は、もし両思いなっても「本当に自分のことが好きなのか」「こんな自分のことを好きになるわけがない」などと否定的な考え方になったり疑心暗鬼になってしまい、結果的に蛙化現象が起こって自分も相手への気持ちが冷めていく場合があります。