「二礼二拍手一礼」と「一揖」

神社の参拝時には「二礼二拍手一礼」という作法があります。
(神社によっては「二拝二拍手一拝」とも呼びます)
こちらを丁寧にすると、前後に「一揖」が入り「一揖二礼二拍手一礼一揖」となります。

「礼」と「揖(会釈)」の違いは上体を傾ける角度と言われており、普通の礼は30度くらい、会釈は15度くらい傾けると言われています。

最初に礼をする前に一揖し、最後に一揖することでより丁寧になるということですね。

「一揖」の読み方と一緒に「一揖二礼二拍手一礼一揖」も覚えておいて、次神社に行った時思い出してみてくださいね。

難読漢字、3問目は「湊まる」!

「湊まる」の読み方をご存じですか?

「湊」は「みなと」という読み方がありますが、だからといって「みなとまる」と読むと間違いになります。

それでは、いったい何と読むのでしょうか?

「湊まる」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「あ○まる」の4文字
  2. 読みです
  3. 同じ読み方で別の字が使われることが多いです

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「湊まる」の読み方、正解は・・・


正解は

「あつまる」

です!

「湊」には「みなと、ふなつきば」という意味の他に「あつまる、あつめる」という意味があるのです。「みなと」というと「港」という漢字が真っ先に思い浮かびますが、「港」という漢字には「あつまる」という意味はありません。

「湊」の字源

では、何故「湊まる」は「あつまる」と読むようになったのでしょうか。
一説には「湊」のつくりの部分「奏」が由来と言われています。「吹奏楽」などで見たことのある漢字ですね。
「奏」は両手でささげもつ形を取っており、元々は神に奏する音楽のことでした。合奏することから「湊」には「あつまる」という意味があると言われていますが「奏」そのものには「あつまる」という意味はありません。

みなとは「海や川などの水路が集まる場所」でもあるので「湊」には「あつまる」という意味がある、という説もあります。ただ、こちらも「港」にはその意味がないのでやはり諸説ありというところでしょうか。

多くのものが四方から一か所に寄ってくる「あつまる」という発音だと「集まる」という漢字が多く使われていますが「あつまる」という読み方をする漢字は他にもたくさんあり、それぞれ理由が異なります。興味のある方は調べてみてくださいね。

 

さて、難読漢字3問、いかがでしたか?

今回は時々見かける漢字の一般的ではない読み方や、目にする機会がありそうな漢字をピックアップしてみました。

全問正解できた方も、今回はあまり正解できなかった方も、また難読漢字にチャレンジしてみてくださいね。