西洋と日本の両方の文化と歴史を感じる街・長崎。食事やお土産にも、それは十分に感じられます。おいしくて、また食べたい!と思った品を、たくさんご紹介します。ほとんどのお土産が空港でも購入できます。空港はオンラインショップも。
ほぼ手に入る長崎空港
長崎の空の玄関口・長崎空港。小規模なので店舗数は多くはありませんが、消費者のニーズをしっかりと捉えたラインナップで、バラエティに富んでいます。長崎の名産品はもちろん、中華菓子やハウステンボスの商品を扱っているのもうれしいですね。
【1】アニーおばさんの『カース・ケイク』
ハウステンボス土産の定番で、パーク内でケーキを扱う「タンテ・アニー」でも一番人気です。EXILE のTAKAHIROさんが紹介したことでも話題になりました。オランダ産のゴーダチーズと北海道産クリームチーズ、カマンベールチーズを使い、コクのあるベイクドチーズケーキに焼き上げられています。ケーキだけれど、常温で20日前後もつのも安心ですね。
【2】おたくさ
「おたくさ」とはあじさいのこと。長崎に渡来したシーボルトは、美しい花に最愛の人・お滝さんの名をつけました。繊細な花びらを模して、薄い生地を何枚も重ね、ひとつひとつ手でひねり、焼き上げられています。サクッとした軽い食感としつこくない甘さは、一度にいくつも食べたくなります。
【3】角煮まんじゅう
長崎伝統の卓袱(しっぽく)料理の一つ、東坡肉(とんぽうろう)を手軽に食べられるように考えられたものが、角煮まんじゅう。ふわふわ生地にうまみがつまった角煮が挟まれ、何個でも食べたい美味しさです。岩崎本舗の角煮まんじゅうは、長崎駅や中華街近く、グラバー園店など観光スポット各所で熱々をいただくことができます。
【4】かんころ餅
モチ米とサツマイモ、砂糖などを練って固めた保存食で、昔から食べられていたものです。NHKの朝ドラに登場したことでも話題になりました。五島列島では今でもお正月には欠かせないものだそうです。カットして食べますが、固くなったらオーブントースターで焼いて食べると、香ばしくてカリッ、もちっとした食感の素朴な味わいを楽しむことができます。
【5】九十九島(くじゅうくしま)せんぺい
「せんぺい」と呼ぶ由来は、当時、米からつくられたものがせんべい、小麦粉でつくったものがせんぺいと区別されていたことから。形は縁起物である海亀の甲羅にヒントを得た六角形。たくさん散りばめたピーナッツは美しい九十九島の大小の島影を表現しているそうです。パリッとした独特の食感と香ばしさがおいしいお菓子です。
【6】クルス
「クルス」とはポルトガル語で十字架を意味する言葉です。生地の表面にクルスが描かれているのは、サクッとした薄皮の食感が楽しい焼き菓子。生地の間には、ほのかに生姜の風味を感じるホワイトチョコレートがサンドされています。他にもチョコレート味、いちごチョコ味などがあります。
【7】五島うどん(スープ付き)
さぬきうどん、稲庭うどんと共に日本三大うどんに名を連ねるうどんの産地・五島(ごとう)。細麺でコシが強く、つるつるもちもちの食感です。国産小麦粉と塩で作られていますが、五島でとれた海水で塩づくりからこだわっています。
【8】スペシャル佐世保バーガー
佐世保バーガーとは、長崎県佐世保市名物のハンバーガーの総称で、佐世保市内の店で手作りされるハンバーガー全体の事です。その名物ハンバーガーのお持ち帰り用真空パックがこちら。バンズはもちろん、パテもこだわって焼き上げられたもの。卵とベーコン、チーズ、自家製トマトソースとマヨネーズがついているので、お好みで野菜を用意すれば、九州グルメグランプリ2位を受賞した、ボリューミーな佐世保バーガーがお家で頂けます。
【9】出島珈琲カステラ
長崎土産と言えばカステラ。全国的に有名な老舗本店もありますが、今回はあえて長崎ならではのブランドをチョイスしました。『Attic』は長崎市の出島ワーフ内にあるコーヒー専門のカフェレストラン。ここで焙煎されたコーヒー豆の粉末を、カステラ生地に練り込んで焼き上げられたコーヒー味のカステラです。ミルクや添加物を一切使用していないので、コーヒーの味をしっかりと感じることができます。
【10】長崎枇杷茶
枇杷は多くの栄養を含んでいますが、特に葉っぱのほうが、栄養素がすぐれていて昔から薬用にも使われています。長崎の名産である枇杷の葉を100%煎じた「びわ茶」は、咳止め、疲労回復、食欲促進などの効果があると言われている健康茶です。
【11】長崎物語
細長く焼き上げられたバームクーヘンに、クリームが詰められています。しっとりと優しいお味のお菓子です。
【12】長崎焼きモンブラン
栗ペーストの生地の中には、蜜漬けされた渋皮付きの栗が丸ごと1個入り、しっとりと焼き上げられています。栗の風味を存分に楽しめるお菓子で栗好きにはたまりません。
【13】ハトシロール
蝦多士(はとし)は、古くから広州で作られていた料理で、長崎市内の中華レストランなどで食べられる軽食です。『長崎一番』のハトシロールは、県魚の鯵を主原料にしたすり身を食パンにはさみ、ロール状にして揚げたものが冷凍になって販売されています。解凍後オーブントースターで焼けばよいので、自宅で簡単に熱々を頂けるのが魅力。種類はプレーン、エビ、チーズがあります。
【14】麻花兒(マファール)
中国で生まれた小麦粉を練って揚げたお菓子です。とても固く香ばしくて、ほんのり甘く、油を感じるのも特徴的。シンプルな味だけれど旨味があります。長崎では「よりより」と呼ばれていて、近年では固さが和らいだソフトタイプも出ています。
【15】茂木びわゼリー
長崎は、枇杷の生産量日本一です。長崎県産の枇杷をまるごとゼリーで包み込んだデザートです。プルンとした食感、つるんとしたのどごしが楽しめます。枇杷の実は、肉厚で爽やかな甘みを感じ、贅沢な気分になります。
【16】焼きあごスープ
五島うどんに合うように作られた焼きあごだし(とびうお)のスープですが、うどんはもちろん、蕎麦や雑炊、お吸い物など、工夫次第で用途がひろがる味わい深いスープが手軽に作れます。