5.天安河原(宮崎)

photo by yukumaさん

天照大神(あまてらすおおみかみ)が岩戸に隠れた際に、八百万の神々が集まって相談したという伝説が残る場所です。

photo by こーへーさん

奥行き25m、間口30mの大洞窟のなかに社があり、付近には祈願をする人たちによって積まれた無数の石を見ることができます。その光景はとても神秘的で、不思議な感覚に包まれるでしょう。

6.雲仙温泉・雲山地獄(長崎)

photo by おもち侍さん

長崎県の島原半島にある雲仙温泉。強い酸性の湯で、硫黄臭がします。色は透明あるいは白みがかっており、皮膚病やリュウマチなどに効能があるとされます。共同浴場や立ち寄り湯などの施設もあるので、日帰りでもゆっくりと温泉に浸かることができます。

photo by miiiiiiさん

温泉街の中には、白い温泉余土が積もり、硫黄臭のする湯けむりをふき出す雲仙地獄があります。散策路が整備されており、無料で見学可能です。様々な大きさの地獄が30か所ほど点在し、温泉の温度は最高98度、湯けむりの温度は最高120度にも達するそう。

7.端島(長崎)

photo by みみみーさん

長崎港から南西の海上約17.5kmの場所にある、通称”軍艦島”とよばれる島。大きさは南北に約480m、東西に約160mととても小さく、明治から昭和にかけて海底炭坑によって栄えました。最盛期の1960年(昭和35年)には、当時の東京都区部の9倍もの人口密度でしたが、1974年(昭和49年)に閉山、現在は無人島になっています。

photo by Reina*さん

世界遺産「明治日本の産業革命遺産」を構成する資産のひとつで、ツアーでのみ上陸が可能です。高層ビルが建ち並ぶ側には安全面から訪れることはできませんが、かつての炭坑の現場を含め3つの見学スポットに立ち入ることができます。

photo by ta03z14さん

世界的に類を見ない島の成り立ちにも驚きますが、ガイドさんが当時の過酷な労働環境についても教えてくれ、炭坑という仕事や日本の歴史について深く考える機会となります。