バラエティ番組では当たり前の手法となっている自主規制音、通称「ピー音」。テレビで放送できないトークに「ピー」という音を被せ、視聴者に聞こえないようにするテクニックだが、出演者やテレビマンには便利なあのやり方もそろそろ限界かもしれない。

 5月24日に放送された『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)で、若槻千夏は、自分が嫌がらせをされた先輩タレントの話をしたが、肝心の部分で「ピー」音が登場。視聴者からは不満の声が噴出した。

「今回の若槻の場合、その相手が『もう(芸能界に)いない』と言っているので、実名を出すのは絶対に無理。それならカットするのが筋ですが、ひな壇のトーク番組には流れがあり、一部分だけカットすると前後の辻褄が合わなくなったり、トーク全体が成立しなくなったりしてしまうので、ピー音を使わざるを得なかったのでしょう。