15.石山寺(滋賀)
紫式部が『源氏物語』の話を思いうかべた地として知られる石山寺。名前の由来にもなっている大きな硅灰石(けいかいせき)の上に立ちます。天平19年(747年)、聖武天皇の祈願により、奈良・東大寺の別当、良弁が創建。本尊は如意輪観世音菩薩で、安産や縁結び、厄除けなどに御利益があるとされ、古くから信仰を集めてきました。
四季折々の花を楽しむことができることから「花の寺」として親しまれ、5月下旬〜6月上旬にかけて、回遊式庭園「無憂園」ではおよそ200株の花菖蒲が花を咲かせます。
また2,000本のもみじが植えられており、秋には紅葉して境内が赤く染まります。例年見頃を迎える11月中旬から11月下旬頃まではライトアップも実施。「あたら夜もみじ」は日本夜景遺産にも登録されています。
石山寺はパワースポットとしても人気ですが、寺名の由来ともなっている国の天然記念物である「珪灰石(けいかいせき)」には強いパワーがあるそう。また手水舎の右手には、自然の大理石でできた「くぐり岩」があり、穴をくぐると願いが叶うと言われています。こちらもまたパワースポットとして注目を集めています。