「嘉する」の読み方をご存じですか?

「嘉」には「か」という読み方がありますが、だからといって「かする」と読むと間違いになります。

それでは、いったい何と読むのでしょうか?

「嘉する」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「よ○する」の4文字
  2. 読みです
  3. 「好する」と書くこともあります

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「嘉する」の読み方、正解は・・・


正解は

「よみする」

です!

「嘉」には「ほめる」という意味があり「嘉する」も「ほめたたえる」という意味になります。「好する」の他に「善みする」と書くこともあります。

ただし、普通にほめるというよりは「目上の者が目下の者を」ほめる、という意味合いの強い言葉になります。

「神の嘉するもの」

「嘉する」の使用例を見ると「神」という主語がついているものが多いです。

バイロンの一生は到底神の嘉するものとも思われない
(島崎藤村『桜の実の熟する時』)

そして、それでこそ神はわれわれの祈りを嘉したまう
(三好十郎『俳優への手紙』)

神にほめられる、つまり神の祝福を受ける、神に認められるという意味が強いため、目上の者がほめる時に使われることが多いのかもしれませんね。

「嘉する」は難しい読み方ですが、この機会に是非覚えてくださいね。