銀行預金でなかなかお金が増えない中、少ない金額で投資できる「少額投資」が人気です。たくさんの企業が少額投資サービスを提供しており、アプリで手軽に資産運用できるものも登場してきました。

しかし、選択肢が増えすぎると選ぶのも大変ですよね。今回はアプリでできる少額投資サービスの中から特におすすめの3サービスをご紹介します。記事の後半ではさらに12のサービスも紹介。

「少額投資を始めたいけれど、何を選べばよいか分からない」という方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

FPおすすめ「少額投資アプリ」3選 何を選んだらいいか分からない人はチェック! 

これから投資を始める方のために、FP目線でおすすめできる少額投資アプリをまずは3つご紹介します。「とにかく一歩を踏み出してみたい!」と思っている方は、どれかスタートしてみてはいかがでしょう。

1. 株touch
2. ネオモバ
3. SBI FXトレード

投資の知識や経験が身に付くよう、できるだけ本格的な取引ができるアプリを3つ選びました。

おすすめ少額投資アプリ1:「株touch」 1日50万円まで通常の株式手数料無料

通常の株式投資なら松井証券の「株touch」がおすすめです。

取引コースを変えなくても1日50万円までの株取引なら手数料が無料で、投資初心者の方に嬉しい仕組みになっています。

おすすめ少額投資アプリ2:「ネオモバ」 ほぼ全銘柄の単元未満株に投資できる

単元未満株は投資できる銘柄に制限がある場合がありますが、「ネオモバ」はほぼ全ての国内株式に投資ができます。

ネオモバで投資できるのは単元未満株だけではありません。「通常の株式」にも投資できますし、「ポイント投資(Tポイント)」や「1通貨単位のFX」、また「ロボアドバイザー」も可能です。

月額の手数料が固定でかかる点には注意が必要ですが、少額投資の選択肢が非常に豊富でおすすめです。

月間の国内株式約定代金合計額 月額のサービス利用料(税抜)
0~50万円以下 200円
50万円超~300万円以下 1,000円
300万円超~500万円以下 3,000円
500万円超~1,000万円以下 5,000円
以下100万円ごとに1,000円加算

おすすめ少額投資アプリ3:「SBI FXトレード」 1通貨から低コストで投資

「SBI FXトレード」は1通貨単位で取引できるFX会社です。全34通貨ペアで1通貨単位の取引ができる上、1,000通貨以下の少額取引では比較的安いコストで取引が可能です。

取引コストが安い方が有利に取引することができるので、少額のFX取引では「SBI FXトレード」をおすすめします。

そもそもアプリでできる「少額投資」にはどんな種類がある?

前章でおすすめアプリを3つ紹介しましたが、「そもそも少額投資にはどんな種類があるの?」「単元未満株って何?」「FXとは?」という全くの初心者の方もいるでしょう。

少額投資にもいろいろありますが、アプリで投資できるものとして次の4種類を紹介します。それぞれどんなものなのか概要をチェックしてみましょう。

・株式
・FX
・ ロボアドバイザー
・ポイント運用/ポイント投資

同じ少額投資サービスでも、金融機関によってはアプリを提供していない、またはアプリの仕様が違う場合があります。本章ではあくまで一般的な内容をご紹介しますので、実際の利用の前にはHPなどで確認しましょう。

株式:単位未満株なら1株単位でOK アプリから直接注文OK

(画像=著者作成)

投資の代表的な存在の「株式投資」ですが、少額でも始めることができます。通常の株式は100株単位の取引なので、株価が数百円の銘柄なら数万円で取引することができます。

株式取引は証券会社HPから取引するのが基本ですが、アプリから直接取引することも可能です。市場を監視しながらすぐに取引できるので、取引チャンスを逃さずスムーズな取引ができます。

1株単位で取引する「単位未満株」なら、さらに小さい金額で投資できます。ただし、証券会社によってはアプリが単元未満株の取引に対応しておらず、証券会社HPからでないと取引できない場合があります。

アプリで単元未満株の取引をしたい場合、上述した「ネオモバ」や、後述する他の単元未満株アプリを参考にしましょう。

FX:外国の通貨に投資 高機能チャートで分析しながら取引できる

(画像=著者作成)

「FX」は海外の通貨に投資をします。1万通貨単位だと金額が大きくなりがちですが、1通貨単位で取引できるFX会社なら少額で取引することができます。

(画像=著者作成)

FX各社は高機能ツールをPC向けに提供していますが、スマホ向けでも高機能なアプリを提供しています。複数のチャートを同時に表示させたり、さまざまな指標でチャートの分析をしたりすることが可能です。

注文もアプリから出せるので、いちいちFX会社のHPにログインする手間がありません。自分が持っている通貨ペアのポジションも確認できるので、アプリだけで取引が完結します。

ロボアドバイザー:AIで自動運用 アプリで運用状況を確認できる

(画像=著者作成)

お金をAIなどで自動運用するのが「ロボアドバイザー」です。状況に合わせて取引を自動で行ってくれますので、忙しい方には向いているでしょう。

ロボアドバイザーアプリでは運用状況の管理が簡単に行えます。ロボアドバイザーがどのような商品に投資しているか、また損益がどうなっているか、アプリからすぐに確認可能です。

ポイント運用/ポイント投資:現金を使わない投資体験 アプリで一括管理

(画像=著者作成)

お金の代わりにポイントを使って投資体験できるのが「ポイント運用/ポイント投資」です。ポイントのまま運用する「ポイント運用」と、ポイントを使って実際の投資商品に投資する「ポイント投資」があります。

・ポイント運用
「ポイント運用」はポイントが変動するサービスで、お金が増えるわけではありません。ポイント運用を解約しても、基本的にはポイントで払い戻されます。変動は実際の運用商品に従いますので、より“体験”の面が強いサービスといえるでしょう。

「ポイント運用」のアプリは、ポイントを使った取引からその後の管理まで簡単に行えます。

・ポイント投資
「ポイント投資」では、証券会社の口座を開設し、実際の運用商品に投資をします。実際の取引に近いルールで取引できるので、より本格的な投資体験が可能です。解約すると、基本的に現金で払い出されます。

「ポイント投資」のアプリは、口座を開いた証券会社のアプリが利用できます。

他にも選択肢は多数あり 12の少額投資アプリを一挙紹介

冒頭でおすすめした3つのアプリ以外に、少額投資ができるアプリをさらにご紹介します。

以下の投資方法別に12のアプリを紹介するので、投資方法を決めてから具体的なアプリを選んでもいいかもしれません。

・株式に少額投資できるアプリ
・FXに少額投資できるアプリ
・ ロボアドバイザーに少額投資できるアプリ
・ ポイントで少額投資できるアプリ

幅広く検討してみたいという方は参考にしてみてください。

株式に少額投資できるアプリ3つ

・1日50万円までなら手数料無料で投資できるアプリ
100株単位の株式に少額投資するなら、手数料が安いアプリがおすすめです。1日50万円以下の株式取引なら手数料が無料になるアプリを3つご紹介します。

SBI証券 株アプリ 「SBI証券」の株取引アプリ。
取引コースを「アクティブプラン」に変更すると
100万円以下の株取引の手数料が無料。
※いったん手数料が引かれ、翌日還元。
iSPEED 「楽天証券」の株取引アプリ
取引コースを「1日定額プラン」に変更すると
50万円以下の株取引の手数料が無料。
岡三カブスマホ 「岡三オンライン証券」の株取引アプリ
取引コースを「定額プラン」に変更すると
50万円以下の株取引の手数料が無料。

前章で紹介した「株touch」では、無条件で50万円以下の取引手数料は無料になりますが、上記のアプリでは取引コースの変更が必要です。

株式の取引には証券会社の口座開設が必要です。アプリを提供している証券会社で口座開設し、取引アプリをダウンロードしましょう。

・単位単元未満株 1株単位で株式に少額投資できるアプリ4つ

LINE証券 メッセージアプリ「LINE」と「野村證券」が設立。
いつものLINEアプリから起動でき、投資信託にも対応。
ワンタップバイ 株数ではなく、取引したい金額を指定できる(1,000円以上)。
取引に応じてさまざまなアプリを用意。
ferci
(フェルシー)
「マネックス証券」の単位未満株アプリ。
SNS機能で投資家同士の情報交換が可能。
フォリオ 「テーマ投資」で1万円から複数の株式に分散投資。
「おまかせ運用」でロボアドバイザーも利用OK。

1株単位で取引するタイプのほか、取引する金額を指定するタイプがあります。SNS機能が付いているアプリなどもあり、通常の株取引アプリと比べるとバラエティーに富んでいますね。

単位未満株は手数料タイプも独特です。以下にまとめましたので参考にしてください。

LINE証券 取引ごとに、実質手数料の「スプレッド」がかかる。
買いと売り、それぞれ0.2~1.0%
ワンタップバイ 取引ごとに、実質手数料の「スプレッド」がかかる。
買いと売り、それぞれ0.5~1%
ferci(フェルシー) 取引ごとの手数料。
買いと売り、それぞれ0.5%
フォリオ 「テーマ株投資」は取引ごとの手数料。
買いと売り、それぞれ0.5%
※「おまかせ投資」は年率0.5~1%の運用報酬がかかる。

1通貨単位のFXで少額投資できるアプリ 1つ

OANDA fxTrade Forex Trading
「OANDA Japan(オアンダジャパン)」社のアプリ。
スプレッドは米ドルで0.4銭~。

「SBI FXトレード」以外に、1通貨単位の少額FXでおすすめのアプリは「OANDA fxTrade」です。FX会社「OANDA Japan」が提供するアプリで、1通貨単位の取引ができます。

1,000通貨以下の少額取引では、冒頭のおすすめで紹介した「SBI FXトレード」の方がコストは低いです。以下に主要3通貨の取引コストをまとめます。

SBI FXトレード OANDA Japan
米ドル/円 0.09銭 0.4銭
ユーロ/円 0.28~0.30銭 0.7~1.2銭
英ポンド/円 0.50~0.69銭 1.4銭

ロボアドバイザーに少額投資できるアプリ 2つ

THEO(テオ) 世界中の資産に自動で分散投資。
直接の利用は10万円から。
提携サービスの「THEO+(テオプラス)」
を利用すると1万円からOK。
手数料は年率0.65~1%の運用報酬。
Wealth navi
(ウェルスナビ)
世界中の資産に自動で分散投資。
直接の利用は10万円から。おつり投資アプリの
「マメタス」を利用すると1万円からOK。
手数料は年率0.5~1%の運用報酬。

少額で利用できるロボアドバイザーのおすすめアプリは上記2社です。両社とも直接利用すると10万円からですが、提携サービスなどを利用すると1万円から利用が可能です。

ポイントで手軽に少額投資できるアプリ 2つ

StockPoint
(ストックポイント)
ポイントのまま運用するタイプ。
個別株式など、180以上の銘柄銘柄から選んで運用できる。
トラノコ ポイントで実際に投資するタイプ。
リスクにあわせた3つのファンドから選び、運用。

ポイント投資のおすすめアプリは上記2社です。「StockPoint」はポイントのまま運用するタイプで、提携ポイントを「ストックポイント」に交換し、個別の株式や投資信託などに連動させます。

「トラノコ」は提携ポイントを使って実際のファンド(=投資信託)に投資をします。リターン重視の「大トラ」、バランス重視の「中トラ」、安定重視の「小トラ」の3つがあります。

番外編:まずは勉強したい!投資の勉強ができるアプリ

少額投資アプリで投資しながら知識をつけていくのも一つの手ですが、「実際に投資をする前に投資の勉強をしたい」という方もいるでしょう。そんな方には次の2つの勉強アプリをおすすめします。

「四季報株アプリ」 企業業績などがまとめられた
「四季報(しきほう)」のアプリ版。
投資ニュースなどもチェックでき、優良銘柄探しに便利。
トレダビ バーチャル通貨を使い、株式のデモトレードができるアプリ。
リアルデータを使うので、本格的な練習ができる。

「四季報株アプリ」は、投資家必携の「四季報」のアプリ版です。企業の概要や業績がまとめられており、投資対象の絞り込みに便利です。

「トレダビ」は株式のデモトレードができるアプリで、いわば株取引ゲームです。株価のリアルデータを使う本格仕様で、ユーザー数110万人超の人気アプリです。

少額投資アプリで手軽に資産運用を

少額投資には「株式」や「FX」、「ロボアドバイザー」などさまざまな種類があり、少ない金額で手軽に資産運用を行うことができます。

今回は特にアプリで少額投資できるものをご紹介しました。アプリなら手軽に操作ができるので、より少額投資をやりやすいメリットがあります。

少額投資アプリでお金の賢い運用を始めましょう。

若山卓也
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。 AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。 AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有
 

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