有名投資家が株式投資に関して残した言葉には、投資家だけが参考にするのはもったいない金言がたくさんあります。投資や運用にはもちろん、仕事、恋愛、結婚などにも活かせそうな格言を集めました(文中敬称略)。

「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」――ジョン・テンプルトン

(写真=solarseven/Shutterstock.com)

ジョン・テンプルトン(1912-2008)はアメリカのファンドマネージャーです。第二次大戦が始まり、それまで株式市場は低迷していましたが、相場の高騰を見越して株価1ドル以下の銘柄をすべて100ドルずつ、計およそ1万ドルで買い、4年後には4万ドルになっていたそうです。その後も割安な株への投資を続け、日本企業にも投資していました。

テンプルトンのこの言葉は、群集心理に惑わされないことの重要性を示唆しています。テンプルトンはまた「柔軟であれ。そしてほかの投資対象にも目を向けてみよ」「成功する人は自分や他人の失敗から学んでいることだ」という言葉も残しています。何事も決めつけず、間違いがあったら素直に間違いを認めるなど、柔軟性が大事であることを教えてくれます。

「自分の力を疑ったことはありませんし、自信をなくしたこともありません」――ウォーレン・バフェット

(写真=Bojan Milinkov/Shutterstock.com)

オマハの賢人と呼ばれる有名投資家ウォーレン・バフェット(1930-)の言葉です。世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主で、フォーブス誌の長者番付の常連ですが、とても質素な生活をしていることで知られます。たとえば50年以上前に3万ドル程度で購入したネブラスカ州オマハ郊外の自宅に今なお住んでいます。

同社の株価は、バフェットが1965年に経営権を握ってから2015年現在までに2万倍になったそうです。同じ時期にS&P 500の上昇率は140倍だったといいますから天才的な投資家といえます。

そんな賢人ですが、この発言だけ聞くと相当の自信家のように見えます。しかし単に運を天に任せ、努力もしていない自分を過信して続けられるほどファンドマネージャーの仕事は簡単ではありません。能力や自信を得るまでには、「これだけやったから大丈夫だ」と信じられるほどには努力を積み重ねているはずです。

投資家からのプレッシャーにさらされながら、膨大な量のデータから企業を調査し、分析し、投資判断したらあとは迷ったり惑ったりしてはいけないのでしょう。

「当然のことながら、本物の超成長株を買ったつもりでも、見込み違いに気づくことがあるかもしれない。後になって、その企業のことがだんだん分かるにつれ、買わなければよかったと思うこともあるだろう。このようなときは、利が乗っていようがいまいが、その株は手放したほうがいい」――フィリップ・フィッシャー

(写真=Black Salmon/Shutterstock.com)

グロース投資(成長株投資)のパイオニアで、“バフェットが師と仰いだ”と言われるフィリップ・フィッシャー(1907-2004)。小さなラジオ製造業者だったモトローラを買って生涯、保有し続けたそうです。

投資では買うときより売るときのほうが難しいといわれます。特に損失が出ているときの損切りは容易ではありません。投資に限らず恋愛、結婚、仕事……人間には数々の見込み違いがあります。自分の見込み違いが分かった場合には、それを受け入れて、不要なものは手放し、次に進む勇気が必要ということをこの格言は教えてくれます。

「投資というアートには、あまり知られていない特性がある。大して努力もせず、能力にも恵まれていない素人の投資家が、大儲けとはいかないまでも、まずまずの利益をあげられることだ。だが、その容易に達する水準からさらに上をめざすには、高い応用力と一片以上の英知が必要である」――ベンジャミン・グレアム

(写真=PIXTA)

バリュー投資家として有名で、「バリュー投資の父」「ウォール・ストリートの最長老」と呼ばれるベンジャミン・グレアム(1894-1976)の格言です。グレアムが著した『賢明なる投資家』(1949年)については、前出のバフェットも過去最高の書籍との賛辞を贈っています。

ビギナーズラックは投資にもあり、まぐれで素人が儲けられることはあります。しかし長く利益を出し続け、素人投資家から一段上の存在になるには、高い応用力と英知が必要とグレアムはいいます。失敗をしてもそのことから学ぶことで、「応用力」がつき別のケースに対処できるようになります。いつかめぐってくるチャンスを活かすためにはたゆまぬ努力が必要です。

「最良の機会は、たいてい周りのほとんどの人が気づいていないものの中から見つかる」――ハワード・マークス

(写真=PIXTA)

シティバンクの役員などを務めた後、オークツリー・キャピタル・マネジメントを創業したハワード・マークス(1946-)の格言です。いわゆるオルタナティブ投資を得意とし、ジャンク債など大きな利益を出しています。オルタナティブとは“代替”の意味で、株や債券などの伝統的な資産ではなく、コモディティ(金やプラチナなど)に投資する手法です。

ほとんどの人が気づいていないものの中に最良の機会を見つけることは容易ではありません。運、経験、知識……いろいろなことが必要です。マークスはまた「最も安全で、最も高い収益が見込まれる投資をするには、誰も欲しがらないものを買えばよい」という言葉も残しています。ここにもオルタナティブ投資を得意とした彼の思想が見て取れます。

「あることについて他人よりもよく知っていれば、勝機は十分ある」――ジョージ・ソロス

(写真=PIXTA)

イギリス政府の為替介入にポンドの空売りで対抗、15億ドルともされる利益を挙げ、“イングランド銀行をつぶした男”の異名を持つ投資家、ジョージ・ソロス(1930-)の格言です。

お金を貯めるにはチャンスを活かすことが必要です。あることについて他人よりもスペシャリストである努力をしましょう。知恵をつけていれば、チャンスがめぐってきたときにそれを活かすことができるでしょう。

「勝ち馬に乗り、負け犬は切り捨てろ」――ウォール街の格言

(写真=PIXTA)

これはウォール街の格言です。ひどい言葉のようですが、いくら犬が可愛いと思っても市場のトレンドには勝てません。負けが分かっている犬をとらず、(乗りたくはないかもしれないが)勝てそうな馬に乗ることが、投資で勝つために必要なのです。

お金を貯めるだけではない 仕事、恋愛、人生にも活かせる株の格言

「楽天的で柔軟に、正直に自分を信じて不要なものを切り捨てて、時には失敗を認めて次に活かす」

有名投資家の格言から分かることは、こうした姿勢ではないでしょうか。これは投資や運用だけでなく、仕事、恋愛、人生にも言えることです。

多くの個人投資家は、これらの格言を胸に投資を成功させたはずです。世代を超えて受け継がれる言葉には、国やジャンルを超えて活かせるメッセージがあります。お金を貯めるスキルだけではなく、人生をよりよいものにする考え方を学び取りましょう。

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