滋賀県立琵琶湖博物館の最新情報をご紹介!5月開催のギャラリー展「プッカプカ『美』小生物展」と、滋賀県の有形民俗文化財に指定された所蔵資料「北比良の石屋用具」に注目だ。

「微小生物×アート」がテーマの展示を開催


琵琶湖博物館では、5月5日(金)より、ギャラリー展「プッカプカ『美』小生物展」を開催する。


琵琶湖博物館は、湖をテーマにした博物館としては日本最大規模の琵琶湖畔に建つ博物館。「湖と人間」をテーマに、琵琶湖の生い立ちや人と自然との関わりについて家族で楽しみ体感しながら学べる展示が特徴だ。

今回は「微小生物×アート」をテーマに、微小生物のアート作品を創っている高知県出身の日本画家、越智明美さんと、琵琶湖の微小生物たちがコラボする。

入り口では、たくさんの微小生物キャラクターたちがお出迎え。展示でもコミカルな微小生物キャラクターたちが、解説、案内役として登場し、本格的な日本画や琵琶湖に住む微小生物たちの不思議な姿や生態を紹介したり、写真撮影のお供にもなったりしてくれる。そのほか、岩絵具で描かれた本格的な微小生物の日本画の展示や、微小生物スタンプが押せるスタンプラリーも。また、アート作品作り、顕微鏡観察会、プランクトン採集などの微小生物にまつわるさまざまなワークショップも開催される。ワークショップの詳細や参加申し込みについては、公式サイトで確認しよう。

「プッカプカ『美』小生物展」の開催期間は、5月5日(金)~6月11日(日)。琵琶湖博物館の企画展示室にて開催される。入場料は無料だが、別途博物館入館料が必要になる。微小でアートな「美」小生物たちに会えるギャラリー展を、家族で楽しんでみよう!

「プッカプカ『美』小生物展」詳細:https://www.biwahaku.jp/event/2023/05/post_2028.html

「北比良の石屋用具」が滋賀県の有形民俗文化財に


また、琵琶湖博物館所蔵資料の「北比良の石屋用具」(1,112点)が、滋賀県の有形民俗文化財に指定された。

「北比良の石屋用具」は、昭和20年代まで大津市の北比良で行われていた石材業に関わる資料群で、同地の石材業の親方だった人から、琵琶湖博物館に寄贈されたもの。比良山麓の丁場から切り出された「比良石」は、琵琶湖岸の小屋で加工され、船で各地に運ばれた。これは花崗岩を長尺に加工したもので、各地の鳥居や石段などに用いられている。同資料群は、鑿と鎚を中心とした石工の伝統的技術を知る上でも貴重であり、近世期以来、同地で盛んに活動した石工の全体像を今に伝えるものとなっている。


また、2020年にリニューアルした琵琶湖博物館のB展示室では、かつての比良山麓における石の切り出しの様子を再現したジオラマも展示中だ。

この機会に、家族で楽しく学ぶのにぴったりな琵琶湖博物館を訪れてみては。

■滋賀県立琵琶湖博物館
住所:滋賀県草津市下物町1091
開館時間:9:30〜17:00(最終入館16:00)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は開館)、その他臨時休館あり
観覧料:【常設展示】一般800円、高校生・大学生450円、小学生・中学生無料
※現在は水族展示が臨時閉室しており、観覧料金は一般550円、高校生・大学生300円
公式サイト:https://www.biwahaku.jp/

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