地域の情報サイト「ジモティー」を運営するジモティー社は、東京都日野市と2022年7月1日(金)から実証実験として行っている「ジモティースポット日野」の実証実験期間の延長を決定。

3月31日(金)で終了とされていた実証実験期間が、2024年3月31日(日)に延長された。なお、実証実験の期間は予告なく変更となる可能性もある。

日野市と共同運営する官民連携のリユース拠点

「ジモティースポット日野」は、日野市と共同運営する官民連携のリユース拠点。本来であれば粗大ごみとして廃棄されるものを、他の人が気持ちよく使えるものであれば何点でも無料で持ち込むことができ、市民が気軽にリユース活動に参加できる場所だ。

持ち込まれた不要品は「ジモティー」に出品され、必要な人へ販売または譲渡。また、日野市シルバー人材センターとも連携し、既存のリユース事業で販売されていたリユース品の一部を「ジモティー」に出品している。

粗大ごみ減量効果は40t以上


これまでの実証実験では、2022年7月1日(金)~1月31日(火)の期間において、市民から持ち込まれたまだ使える不要品のうち、約11,000品を譲渡・販売し、粗大ごみの削減量は約40.8tと試算。なお、持ち込まれた不要品の平均重量、リユースされた件数から試算された結果となる。

粗大ごみとしてこれまでは廃棄されていたものでも、「ジモティー」のメディアとしての集客力を活かし、回収後すぐにサイト上で多くの近隣住民に周知することで、多くのまだ使えるモノのリユースに成功。また、スポットの利用者を対象にしたアンケート調査の結果では、利用者の98%から「とても良い・良い」評価を得て、地域の人からも好評の取り組みとなっている。

引っ越しなどでまだ使えるにも関わらず粗大ごみとなってしまうものが発生しやすい今の時期、日野市近辺に住んでいる人は「ジモティースポット日野」を利用してみては。

■ジモティースポット日野
住所:東京都日野市万願寺6-5-6(リサイクル事務所内)

(fukumoto)