「こうした話は本来、ジャニーズの現社長であるジュリー氏がすべきことだと思いますが、井ノ原が代弁した格好です。現体制のジャニーズで、最も『ジュリーシンパ』と言われる井ノ原は、彼女寄りの考え方、コメントができる随一の存在。今回のインタビュー内容も、まさに『ジュリー氏が言いたいであろうこと』といった印象でした。事務所がゴタついている中、世間から非難の的になっているジュリー氏の代弁者になるのは、本来、ジャニーズ関係者の誰もが避けたいと思うことでしょう。しかし、今後も井ノ原は彼女のために、そんな“ヨゴレ仕事”を買って出るとみられます」(同)
ちなみに、滝沢氏も芸能界引退を発表した18年9月に「週刊新潮」(新潮社)のロングインタビューに登場し、ジャニーズに対する思いを語っていた。あれから4年が過ぎ、今回は井ノ原がジャニーズ幹部として同誌のインタビューを受けたわけだが……。
「井ノ原は、ジャニーズアイランドの新社長を引き受けるにあたって、滝沢氏にも連絡したと明かしていますが、そのくだりで『正直、引き継ぎめいたことがなかったのは事実です。彼はほとんど誰とも話さないまま、出ていってしまったので』と話していました。これは、滝沢氏が無責任な辞め方をしたと暗に指摘するような発言となっており、一部マスコミ界隈では『いかにもジュリー氏が喜びそうな一言』とささやかれています。井ノ原はこの先、こうやってジュリー氏の機嫌を取りつつ、彼女の“防波堤”の役割を担っていく気なのかもしれません」(テレビ局関係者)
井ノ原の動向が所属タレントらに悪影響を及ぼすことがなければそれでもいいだろうが、時にはジュリー氏が矢面に立つ場面もなければ、彼女の求心力はどんどん低下していきそうだ。