そんな中、同月4日にはKing&Prince(以下、キンプリ)からメンバー3人が脱退し、事務所を退所するという発表もあり、業界内外で「ジャニーズに何が起きているのか」と大騒ぎに。12月26日には、ニュースサイト「文春オンライン」が、Jr.内ユニット・IMPACTorsのメンバー全員退所を報道するなど、混乱が続く中での年越しとなった。

 そんな状況に鑑みてか、ジャニーズ事務所の企業公式サイトは、今年1月1日、藤島ジュリーK.社長名義で「明日の“私たち”へ。一歩ずつ。」と題した文章をアップ。「『私たちが、社会に提供できる価値とは』『私たちが大切にしてきたものは』 その答えを考え抜き、『変えるもの』と『変えないもの』の軸を強く持つこと。それが今、一番必要なことだと感じています」といった年頭所感を公開した。

「このジュリー氏のコメントは同日の『日経新聞』にも全面広告の形で掲載されましたが、それと連動するかのように、同日、井ノ原が『新潮』に登場。今後の抱負を語ったほか、滝沢氏の後任はジュリー氏から打診されたことや、IMPACTorsの退所は事実であることを明かし、さらには脱退・退所するキンプリの3人にエールも送っていました。一部で報じられている“ジュリー氏に対するタレント側の反発”については『聞いたことはない』と答えています」(前出・スポーツ紙記者)

 また、ジャニーズといえば、退所者の活動を阻止するため、テレビ局などに“圧力”をかけるといった疑惑が過去に何度も取り沙汰されているが、井ノ原はあえてそのことに触れて「もうそんな時代じゃない」とアピール。