老後までに1,000万円つくるには？毎月コツコツ「つみたてNISA」の運用ポイント

現行NISAは2023年12月に終了しますが、同様の制度が2024年からも新NISAとして継続します。特につみたてNISA（新NISAにおける「つみたて投資枠」）は長期的な資産形成の後押しをする制度であることから、老後の備えを目的とした投資に適していると言えるでしょう。

では、つみたてNISAを活用したら、どのくらい老後の備えができるのでしょうか？

目安として、現行のつみたてNISAを活用して1,000万円を用意する場合のシミュレーションをもとに検証していきます。

eMAXIS Slim先進国株式インデックスで運用した場合

アメリカやイギリス、カナダなど日本を除く先進国の株式に投資をする投資信託です。

過去1年の平均利回りは7.52％となっており、同じ利回りで運用ができるとすると、毎月約1万8,000～9,000円を積み立てれば20年で1,000万円が用意できる計算です。

この場合、仮に1万9,000円を20年間積み立てた場合の積立総額は456万円で、544万円が運用によって増加したことになります。さらに、つみたてNISAは運用益に税金がかからないため、544万円に税金はかかりません。

仮にNISA口座で運用しなかった場合、544万円に対して約20％の税金がかかり、手取りが約435万円になってしまいます。

先進国の他、中国やインド、ブラジルといった新興国の株式も組み入れた投資信託です。

過去1年の平均利回りは6.80％で、同様の利回りで運用ができるとすると、毎月約1万9,000～2万円を積み立てれば20年で1,000万円を準備できます。

このケースでは毎月2万円を積み立てた場合、20年間の積立総額が480万円、運用益は約520万円となります。

もしNISAで運用しなかったとすると520万円に税金がかかるため、手取りは約416万円です。

つみたてNISA 総合
口座一般NISA

つみたてNISAのおすすめ証券会社
2022年12月時点

	1位	2位	3位	4位	5位	6位	7位	8位	9位	10位
会社名
取扱銘柄数	185本	183本	178本	157本	178本	158本	22本	7本	3本	1本
最低投資金額	100円	100円	100円	100円	100円	1,000円	100円	1,000円	1,000円	100円
積立コース	毎月毎週毎日	毎月毎日	毎月	毎月毎日	毎月毎日	毎月	毎月/毎週/毎日/隔月/3ヵ月ごと/4ヵ月ごと/6ヵ月ごと	毎月	毎月	毎月
ポイント還元	Tポイント dポイント Pontaポイント JALマイル Vポイント	楽天ポイント	Pontaポイント	マネックスポイント	松井証券ポイント	dポイント	ー	ー	ー	ー
クレジットカード決済ポイント還元率	三井住友カード 0.5%(※1)	楽天カード 1％または0.2％ (※2)	au PAYカード 1％	マネックスカード 1.1%	ー	ー	ー	ー	ー	ー
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※1．三井住友カードの一般カード。一部のカードは1％または2％
※2．100円につき1ポイントまたは500円につき1ポイント
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