1月31日には、根岸葵海、田中誠治、谷村龍一、小川優の4名のプロフィールが消滅していることが確認された。田中は「Snow Man加入を打診されたが断った」という噂もあった有力メンバーで、他にも舞台『滝沢歌舞伎』に出演していたメンバーなど実力派ぞろいだが、全員が22歳を超えており、定年制の導入を見越しての退所だったのではと推察されている。すでに個人のSNSアカウントを開設し、フリーとして活動を始めた者もいるようだ。

 また、滝沢氏が名づけ親となるなどデビュー有力候補の一角ともいわれていたジャニーズJr.の7人組ユニット「IMPACTors」は、時期は未定ながら全員で退所することが確定しており、定年制導入の前後にもジャニーズJr.のさらなる「退所ドミノ」が起こるのではとみられている。

 現在、ジャニーズJr.は関東と関西に分かれ、東西合わせて200人を超えるメンバーがいるとされている。以前から「増えすぎでは」といった指摘があったが、昨年秋に「週刊文春」(文藝春秋)などのメディアで「東西ジャニーズJr.が統合される」「Aぇ! groupや美 少年などのデビューを控えているユニット以外は解体し、関東と関西のジュニアのメンバーを合わせて再編成する」などと報じられ、大きな話題になった。

 さらに先日、2月25日に東西ジャニーズJr.100名超が出演する新バラエティ特番『ジャニーズJr.CHAMP』が日本テレビ系列の中京テレビで放送され、その「完全版」がAmazon Prime Videoで配信されることが決定。これが一部で「東西統合の前触れか」「ユニット再編成のオーディションを兼ねた番組では」と騒がれた。先述した退所者の続出についても、定年制の導入だけでなく「東西統合」の影響もあるのでは……といった見方があるようだ。