一方、橋本サイドは当初『紅白』の連続司会について難色を示していたというが、それが一転、今では前向きだという。その理由をテレビ関係者が耳打ちする。

「国民的番組の『紅白』ですが、さすがはNHKとあって司会といえどもギャラは30万円と超格安。BS放送などの追加ギャラが発生しますが、それをかき集めても100万円といったところ。『紅白』司会は、出場者との“面談”を始め、準備やプロモーション活動にけっこう時間を取られますし、ギリギリまで台本が上がらないため、直前に入念な確認も必要になる。ギャラだけを考えれば割に合わない仕事というのが事務所としては正直なところでしょう。

 しかし世間へのアピールという点でいえば、やはり『紅白』ほど強力なコンテンツは少ない。橋本も『紅白』の司会を務めたことにより、年配層からも認知されるようになり、あらゆる世代からの好感度が上昇したことで、CMオファーが殺到しているようです。橋本は、ビデオリサーチによる『年間タレント別テレビCM起用社数(関東地区)』では2020年、2021年ともに20社契約で年間1位のCM女王となりましたが、2022年はトップ3にも入れず。『紅白』効果でCMが増えるならば続投すべきという判断があったのでは」

 橋本は、4月スタートのTBS系火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』で地上波連続ドラマ初主演を務めることが決定。『逃げるは恥だが役に立つ』や『恋はつづくよどこまでも』といった“胸キュン”ドラマのヒットを生んだ同枠で、Hey! Say! JUMP・山田涼介とのラブコメディを繰り広げる。『紅白』を追い風に、今年は飛躍の24歳となるのかもしれない。