番組のエンディングで、蔦谷は総評した。

「2020年以降、コロナもあってもっと多様化していくかなと思ったら、より日本のガラパゴス化が進んでいると思って。でも、それは悪いことじゃないと思います。例えば、セカオワの『Habit』は世界中で再生されているんですよ。あんな音楽、世界中にないから! だから、誇りに思ったほうがいいと思います、J-POP」

「韓国の音楽が韓国語のままアメリカでヒットするように、日本の曲が日本のスタイルを変えないまま、海外でヒットするような時代もそう遠くはないんじゃないかなと思います」(蔦谷)

 ガラパゴスであるがゆえ、他にはないユニークな音楽としてグローバルに通用する……ということだ。日本語で歌われるシティポップが海外でヒットしたのは、まさに好例。同じような形で、J-POPが海外に認知されることを蔦谷は期待している。