父ランディ・ゴンザレスと息子ブライス
若きTikTokクリエイターが1人、惜しまれつつこの世を去った。
1月25日（水）に亡くなったのは、「Enkyboys」としてTikTokの口パク動画で人気を集めていたランディ・ゴンザレス（35）。
「Enkyboys」は父ランディ・ゴンザレスと息子ブライス（6）による親子デュオで、1500万人を超えるフォロワーを抱えている。
このたび亡くなったランディは、かねてより大腸ガンのため入院していた。TikTokでは闘病の様子を発信しており、投稿された動画には合計で3億近い「いいね」が寄せられている。
ランディが最初に病状を告白したのは昨年4月のことだった。その半年前にガンと診断され、余命2～3年であることを打ち明けたうえで、化学療法を行えば5年になる可能性もあると語っていた。
その後、ランディは治療費捻出のためクラウドファンディングをスタート。最終的に20万ドル（約2606万円）集まっている。
さらにランディとブライスは、TikTokを使って大腸がんに関する認識を広め、注目されていた。
昨年11月にも動画を投稿したランディは、この中で数ヶ月にわたる治療の内容を詳しく紹介。その上で「1年後にもしガンをやっつけられたら、すばらしい手本になるだろう」と口にしていた。
しかし12月の動画の中でブライスは、「調子はいい」と口にしつつも、化学療法はその時点では「順調に進んでいない」ことを明かしている。
なお、息子ブライスは、米NBCチャンネルで放送されているコメディドラマ「Lopez Vs. Lopez」に出演しており、子役としても活動している。
この作品で主演をつとめたジョージ・ロペスは自身のインスタグラムにて、「ブライスとゴンザレス家の皆様に心からお悔やみを申し上げます」と哀悼の意を表している。