インターネット通販世界大手のAmazonは、自社サイトでの販売促進も視野に入れ、ポイント還元率が高い独自のクレジットカードを提供している。一方でAmazon以外のクレジットカードでもAmazonでの支払いにポイント特典を設けているケースがある。Amazonのヘビーユーザーが勧めているクレジットカードについて調べてみた。

Amazonカードは「クラシック」と「ゴールド」の2種類

Amazonの名前を冠するクレジットカードとしては、「Amazonマスターカードクラシック」と「Amazonマスターカードゴールド」の2種類がある。どちらも三井住友カードが発行するクレジットカードだ。

Amazonカードの利用者からもAmazonを利用する際にはAmazon系のクレジットカードをすすめする声が多い。それはAmazonでのクレジットカード決済でポイントが貯まるプログラムが充実しているからだ。

付与率最大2.0%、一部で年会費無料も Amazonマスターカードクラシック

Amazonマスターカードクラシックの年会費は、初年度は例外なく無料となっている。2年目からは年間1,350円が年会費としてかかるが、過去1年間にクレジットカード決済を一度でも利用した場合には年会費は無料となる。

つまり、2018年3月に入会した人のケースでは2018年3月から2019年2月までの期間中にクレジットカード決済を一度でも行えば、2019年4月からの2年目の年会費が無料になるという仕組みだ。Amazonを頻繁に利用する人にとっては、実質的にAmazonマスターカードクラシックの年会費はほぼ永年無料になる。この点もよくオススメの理由として挙げられる。

Amazonポイントは1ポイントが1円相当。Amazonは入会時のボーナスポイントとして2,000ポイントを全会員に付与している。こちらもAmazonカードの利用者が他の人に同カードをすすめする理由の一つだ。

Amazonマスターカードクラシックに入会すると、Amazonでクレジットカード決済をしたときに買い物金額の1.5%がポイントとして貯まる。さらに2007年に日本でも導入された有料会員制プログラム「Amazonプライム」(年会費3,900円)に入会している人はポイント加算率が0.5%上乗せされ、合計でクレジットカード決済金額の2%がAmazonポイントとして貯まっていく仕組みとなっている。