多くの人にとって保険に入る目的は「万が一の備え」でしょう。しかし、保険も金融商品の一種です。中には貯蓄性・投資性の高い保険商品もあり、運用目的で加入している人もいます。中でも外貨建て保険は、金利が日本建て商品より高いため注目をされていますが、注意点もあります。

保険でも分散投資ができる

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外貨建ての保険は、加入者が積み立てたお金が外貨で運用される商品です。保険料の支払いや保険金の受取を外貨で行われます。そのため、支払うお金や受け取るお金が為替相場によって左右されるのが特徴です。(保険料の支払いが円で固定されている商品もあります)通貨は「米ドル」か「豪ドル(オーストラリアドル」)から選ぶのが一般的といえます。

種類としては保険期間によって大きく3種類に分けられます。1つ目は10年、15年などの満期のある「養老タイプ」、2つ目は60歳もしくは65歳から毎年お金を受け取れる「年金タイプ」です。そして、3つ目は期間の定めのない「終身タイプ」になります。保険料の支払い方法は、毎月(もしくは毎年)積み立てるタイプのほかに「一時払い」もあり、まとまったお金がある場合に利用すると良いでしょう。

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外貨建て保険の3つのメリット

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1.円建てより予定利率が高い

円建てに比べ、外貨建ての予定利率は2倍近くあるため貯蓄性は高い商品といえます。これは米ドルや豪ドルのほうが日本円よりも金利が高いためです。予定利率とは、保険会社の運用利回りのことです。保険会社は加入者から預かった保険料を実際の保険金支払いにあてるほか、保険契約の管理維持のための費用として使い、残りで資産を運用します。予定利率の高い商品のほうが、同じ保障に対する保険料が安くなり、預けたお金に対するリターンが大きくなる傾向です。

2.円安になると資産は増える

例えば、1ドル100円のときに日本円を米ドルに交換し、1ドル120円のときに日本円に戻すと、預けた資産が20%増えたことになります。(手数料は考慮しない場合)外貨建ての保険では、予定利率が付いて運用されるので支払った保険料(元本)も増える傾向です。しかし、それだけではなく為替の恩恵を受けてプラスになることもあります。

3.保障がある

年金タイプの保険には保障がありませんが、それ以外の養老タイプ、終身タイプには保障(主に死亡保障)があります。保険金の受取金額も為替によって左右されるので、保障も大切にしたいなら、保険金の金額を「円高」のときに合わせて設定すると良いでしょう。