アンバー・ハードとジョニー・デップアンバー・ハードとジョニー・デップ

アンバー・ハードが、ジョニー・デップとの裁判での判決を不服とし、正式に上訴したことがわかった。

今年7月、元夫で俳優ジョニー・デップから名誉毀損で訴えられた裁判にて敗訴したうえ、1035万ドル(約14億1000万円)の損害賠償支払いを命じられた女優アンバー・ハード。

窮地に追いやられた彼女はその後も正当性を主張し続けており、上訴するかどうかに注目が集まっていた。

そんな中、「Deadline」はアンバーの弁護団によって裁判所に提出された書類を入手。アンバー側が「不当な判決」であったと訴えていることがわかった。

11月23日(水)、アンバーの弁護人ジェイ・ワード・ブラウンとデヴィッド・L・アクセルロッドは提出した文書の中で、「裁判所は、(裁判のきっかけとなったアンバーの記事を掲載した)ワシントン・ポストのサーバーがバージニア州にあることから、デップ氏の請求はバージニア州で発生したというまちがった結論に基づき、この訴訟を法廷不適格という理由で却下した。しかしそれは誤った決定だ」とつづり、「裁判所が、『主張に中傷的な意味はない』と訴えたアンバーの反論を無効にしたことも誤りだった」と付け加えた。

そして弁護団は、「この判例が許されるなら、権力者からの虐待について語ろうとする他の女性たちをまちがいなく、ためらわせることになる」と訴えたのだった。

また、今回の文書には、この裁判にたずさわったペニー・アズカレート判事が、ジョニーを勝訴させるべく陪審員に対し不適切な指導を行ったとの主張も記されている。

この文書を通し、アンバー側は彼女に対する1035万ドル(約14億円)の損害賠償支払い命令をくつがえすか、破棄して新たな裁判を行うことを求めているようだ。

裁判に勝訴したことで、少しずつ以前のような活躍を取り戻しつつあるジョニー・デップ。果たしてアンバーによる今回の上訴は、今後どのように影響するのだろうか。