男性は、婚活を30過ぎてから始める人が多いようですが、中には将来を見据えて、20代から始めている人もいます。先月結婚が決まった、宮城県在住のSさん(27歳)もその一人。Sさんは25歳の時に婚活することを決意したそう。一見「早い決断」と思われがちですが、決してそうではなく、一人の男性として、緻密に将来の人生設計を考えた結果の行動なのです。きっとSさんは、これから確実に自分の夢を叶えることが出来るでしょう。

そこで今回は、5,000件以上の結婚相談に乗って来た“しあわせ研究家”の筆者が、Sさんのケースをモデルに、
20代で婚活、見事“幸せ”を掴んだ男性のストーリーをご紹介します。

“女性が少ない職場”に危機感

デキる男は20代から!夢を叶えるため「婚活」を決意した男の物語
(画像=しあわせ婚活研究所|結婚相談所マリッジより引用)

Sさんが就職した会社は、元々女性が少ない職場。その殆どがパートの既婚女性です。やりがいのある仕事ではあっても、彼は、入社して間もなく将来への危機を感じたと言います。それは、社内には40近い独身男性の上司や先輩が沢山いたから。「これは、いつか何かしらの手を打たないと、結婚はおろか彼女も出来ないぞ…」Sさんはそう思うようになりました。

趣味は野球。チームにも独身女性はゼロ

Sさんの趣味は野球をすること。スポーツは唯一のストレス解消なので欠かせません。地元の野球チームに参加することにしたものの、これまたメンバーは男性ばかり。女性は手伝いに来る先輩たちの奥さんぐらいで、やはり独身女性との出会いは期待できません。

仕事が忙しく、恋人を作る時間がない

デキる男は20代から!夢を叶えるため「婚活」を決意した男の物語
(画像=しあわせ婚活研究所|結婚相談所マリッジより引用)

Sさんの会社は仕事が忙しく、残業や休日出勤、出張も多くありました。その上、空いた時間に出来るだけ野球をしようと思うと、恋人を探すために使う時間はほぼありません。

たまに、女性の新入社員が入って来ることもありましたが、採用人数も少ない上、Sさんがグッとくるような女性はなかなかいません。

そんなある日、Sさんは母親からこんなことを言われてしまいます。「まだ彼女出来ないの?このままずっと独身だったらどうするのよ」その一言があまりに図星だったので、Sさんは「仕事が忙しいんだからしょうがないだろ!」そう言い返すのが精一杯でした。

「自信がない」「遊んでから」では、一生独身!?

そこから、Sさんは“婚活すること”を考え始めます。しかし、まだ年収も低く、男としての自信が足りない。20代で身を固めてしまって後悔しないだろうか。初めはそんなことばかりが頭を駆け巡りました。

学生時代の友人に相談すると「今から結婚なんて何言ってんだ。男は出来るだけ遊んでからじゃないとな」と、一人の女性を紹介してくれました。しかし彼女は、Sさんが好む“堅実な女性”ではなかったのです。

「やはり自分は、“遊びの対象”になるような女性を求めるつもりもない。だからと言って、仮に彼女が出来たとしても恋愛を楽しむ時間などないだろう。きっと先輩たちはそんな状況を諦めて、みんな独身のままなのだ。しかし、このまま“自信がない”とか、“遊んでから”とか言っていたら、いつか自分も先輩たちと同じになってしまう。それだけは嫌だ!」そう思い、Sさんは遂に婚活にチャレンジする決意をしたのです。

婚活で、共に“夢”を叶えるパートナーを探すことを決意

デキる男は20代から!夢を叶えるため「婚活」を決意した男の物語
(画像=しあわせ婚活研究所|結婚相談所マリッジより引用)

そもそも、Sさんには夢がありました。それは、いつか自分の家を建てること。そして自分の子供と大好きな野球をすること。ならば、夢を叶えるためにも、最初から婚活でベストパートナーを見つけた方がいいはずです。

そして、「友達や先輩がどうあれ、俺は俺の人生。結婚して夫婦で共働きすれば、その分生活もラクになり、貯金も出来る。男の自信とかにこだわって、夢が叶わなかったら元も子もない。それに、家族がいた方が仕事にだって張り合いが出るに違いない!」Sさんの心に、そんな思いが沸き上がったのです。