知らない番号からの電話はたいてい迷惑電話ですが、うっかり出てしまうと深刻なトラブルに巻き込まれる危険があります。
特に危険なトラブルが想定される3つのケースを紹介します。
1犯罪被害に遭うリスク
知らない番号からの電話に出る一番のリスクは、犯罪被害に遭うリスクです。ここでは、電話を介した犯罪の中で特に深刻なものを挙げます。
特殊詐欺の被害
電話に出た人からお金をだまし取る特殊詐欺の被害にあう確率が高まります。
(例)
・オレオレ詐欺
・預貯金詐欺
・キャッシュカード詐欺
・架空料金請求
・還付金詐欺
これらの特殊詐欺については常に注意喚起が行われていますが、それでも数百万~数千万円をだまし取られる人が後を絶ちません。
個人情報の漏洩による犯罪被害
知らない電話番号の相手にうっかり自分や家族の個人情報を漏らすと、個人情報を特殊詐欺に使われる可能性が高くなります。
また、キャッシュカードの暗証番号やインターネットバンキングなどのログイン情報をうっかり教えてしまうと、不正利用で大金を失うリスクが極めて高くなります。
ストーカー被害
ストーカーが固定電話や携帯に電話をかけてくる可能性もあります。
ストーカーには元配偶者や元恋人が多いと言われます。その場合は、こちらが相手の電話番号をブロックしても、別の電話番号から電話をかけてくる場合があります。
そのような電話にうっかり出ると、深刻なストーカー被害に遭う危険性が高くなります。
空き巣や強盗の被害
固定電話にかかってくるケースで多いのが、空き巣狙いで留守確認の電話をかけるケースです。留守を確認できると空き巣に入るのが常套手段です。
また、女性が一人暮らしをしている場合は、強盗やレイプ目的で在宅状況を確認するケースもあります。
これらの犯罪の被害者になると金銭面や精神面で大きなダメージを受けます。また、場合によっては命を落とす恐れもあります。
2悪質なセールスに悩まされるリスク
知らない電話番号からの電話に出ると、悪質なセールスなどに悩まされるリスクが生じます。
特に、最近多いのが以下のケースです。
・自動音声のセールス電話で質問をされる
・不用品の買い取りを名乗る業者に自宅訪問を打診される
これらの電話にうっかり応答するとしつこいセールス電話のターゲットになる場合があります。また、自宅訪問を打診した業者に貴金属をタダ同然で買い取られるなどの被害に遭う可能性も高くなります。