クリエイター側からの批判も

映画を倍速で観ることに関しては、批判意見もあります。主に映画監督や俳優など、クリエイター側から寄せられる批判です。クリエイターとしては、こだわりを持って創り上げた作品を、最高の状態で観客に届けたいという想いがあるのでしょう。

一方で、ユーザーからは「自由な再生速度で観たい」「再生速度を調整すれば、忙しくても映画を観られる」「倍速で観て、いいと思ったら通常の再生速度で観る」といった意見も出ています。

現代はテレビや新聞、ニュースサイト、SNSなど情報源が複数あり、「多くの情報に触れて、自分に合ったものをピックアップする」という姿勢で情報と向き合う人も多いでしょう。YouTubeなどの動画サイトで倍速視聴に慣れていれば、映画を倍速で観ることにさほど違和感はないのかもしれません。

映画を「アート」ととらえるか「情報」ととらえるかによりますが、コンテンツの消費量が増える現代において、倍速視聴という新潮流は今後も加速していくかもしれません。

映画鑑賞の新たな手法をどう受け止めるか

映画を動画配信サイトで、好みのスピードで観ることが可能となった現代。大切なのは、どのように作品と向き合いたいのか、どのように時間を使いたいのか、自分なりの基準を持って観る方法を選択することではないでしょうか。

情報収集やトークネタとして映画を観るなら、倍速視聴も効率的でしょう。一方で、感性を磨きたい、細部まで楽しみたいと思うなら、通常の再生速度で観た方が受け取れるものは多いはずです。

提供・UpU

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