山﨑賢人が主演を務めるドラマ『アトムの童(こ)』(TBS系、日曜夜9時~)の面白さが加速しています。ゲーム業界を舞台にした日曜劇場らしい展開ですが、山﨑賢人×オダギリジョー×松下洸平の演技合戦が何よりの見どころ。

日曜劇場『アトムの童(こ)』
画像:TBSテレビ「日曜劇場『アトムの童(こ)』」公式サイトより
11月13日に放送された第5話では、ラストでオダギリジョーの吠える姿が話題になりました。タイプの違うイケメンたちが本作で放つ、それぞれの魅力について語りたいと思います。

◆『アトムの童』は“次世代”の日曜劇場

若き天才ゲーム開発者の安積那由他(あづみ・なゆた/山﨑賢人)と菅生隼人(すごう・はやと/松下洸平)(活動名「ジョン・ドゥ」)と、大手IT企業「SAGAS」の社長・興津晃彦(おきつ・あきひこ/オダギリジョー)は因縁深い仲。

那由他と隼人が、 富永海(とみなが・うみ/岸井ゆきの)が社長を務める老舗玩具メーカー「アトム玩具」の経営危機を救おうと新しいゲーム開発に乗り出すことをきっかけに、興津と激しい攻防を繰り広げていきます。

日曜劇場らしい分かりやすい対決構造をした本作。一難去ってまた一難の急転直下の展開で、企業買収や引き抜き、資金調達などを通し、登場人物たちの友情・チームワーク・成長を描いています。『半沢直樹』の大ヒット以来、定番化したように感じてしまう日曜劇場的設定・展開には、正直「またこのフォーマットか…」と思っていましたが、いざ始まってみると新しい風を感じる次世代感が面白いのです。

目新しくもありながらどこか懐かしさも感じるゲーム業界が舞台ということに加え、日曜劇場にしては若手世代の実力派が中心キャストにいることもその理由ではないでしょうか。