オアフ島にある文化施設のひとつ「ダイヤモンドヘッドシアター」。88年の歴史を持つこの施設がその歴史に幕をおろすことになりました。今回はこのダイヤモンドヘッドシアターとその移転に関する話題をお届けします。

太平洋のブロードウェイ「ダイヤモンドヘッドシアター」とは

「ダイヤモンドヘッドシアター」はハワイを代表する観光スポット「ダイヤモンドヘッド」の斜面に位置する劇場で、1915年に設立されたフットライツという劇団に起源があります。

1934年、フットライツが公演を行ってきた劇場「ホノルル・オペラハウス」が、その人気の高まりと共に「ホノルルコミュニティシアター」へと改名。

1952年には、1930年代に当時のアメリカ陸軍が軍用映画館として建設したルガーシアターへと移転。

1990年になると照明や音響設備、障害者用のトイレなどを整備し、名前も現在のダイヤモンドヘッドシアターになりました。

ダイヤモンドヘッドシアターでは毎シーズン5つのミュージカルを含めた6つのステージ公演が上演されており、年間を通じてハワイの子ども達や大人達に向けた、演技やダンスなどの指導も行われています。

移転が決定し最後の公演が行われました

ダイヤモンドヘッドシアターはKCCファーマーズマーケットが開催されていることで知られるカピオラニコミュニティカレッジのすぐ前にある劇場です。

ルガーシアターとして建設されてから88年を超えて建物は老朽化、また、元々劇場として設計された建物ではなく、改修を行うより新たな建物を建設した方がよいと判断されたため、その長い歴史に幕を閉じ、建物も取り壊されることになりました。

閉館となるダイヤモンドヘッドシアターでは2022年10月2日、既存の劇場で最後となる公演「エニシング ゴーズ」が上演され、公演の前には、ステージと客席、出演者と観客全員でシャンパンを持ち乾杯。

公演終了後にはダイアモンド ヘッド シアターのアーティスティック・ディレクター、ジョン ランペイジ氏と、エグゼクティブ・ディレクターのディーナ・ドレイ氏が観客に挨拶を行いました。