人気の観光スポット錦市場からも近く、京都らしい町家が並ぶ通り沿いに「pettirosso(ぺてぃろっそ)」があります。外国人観光客がたくさん訪れる京都で、ビーガン料理を基本にしつつ、チーズや魚がOKなベジタリアンにも対応出来るお料理を提供しています。

何を食べるか、どんな風に食べるか、素材や料理法にとてもこだわるイタリアの食文化にふれたことで、価値観がガラッと変わったというオーナー。ずっとやりたかった念願のお店は、夫の生まれ故郷であるフィレンツェに似ているということで、京都を選んだそう。

今回は、オーナーの林綾子(はやしあやこ)さんとMark Monti(まーくもんてぃ)さんご夫妻に、お話を伺ってきました!

ビーガンもベジタリンアンも魚を食べたい人も、みんなで楽しめる人気プレート

ディナープレート(スープ・4種のタパス・サラダ・自家製パンとメインをビーガン・ベジタリアン・魚から選ぶ 1,700円 税込)

ディナープレートは、ビーガンのスープ・4種のタパス・サラダ・自家製パンに、メインがセットになっている人気のプレートです。

メインはビーガン・ベジタリアン・魚の中から、それぞれの好みに合わせたプレートが選べます。好みは違えども、同じメニューを体感出来る喜びは、まさに食のバリアフリー。

また、京都は関西で最もビーガンレストランが多い地域でありつつ、意外とお肉とお魚だけを控えたいベジタリアン対応のお店は少ないという声があるそうです。「 ピザ しか選べないことも多いから助かるよ。」 などと、ベジタリアンの外国人観光客からも好評を得ています。

こだわりの野菜をふんだんに使用したメニューは、旬の時期に合わせて約2週間に一度変わります。

元イタリアンシェフのオーナーは「素材の良さを出来るだけ自然な形で活かしたい。」と、大豆ミートなどを多用してお肉もどき風なメニューを中心にするのではなく、シンプルに美味しく食べられるメニューをと、夫とアイデアを共有しながら腕をふるいます。

Vegan餃子(650円 税込)

国産小麦と塩だけで作られた生地の中に、もち麦・高野豆腐・大葉・九条ネギなどがゴロゴロ入っているので、食べごたえバツグン。カリっとした食感に続いて、旨味がジュワっと口いっぱいに広がります。

自家製パンはオーガニックの全粒粉と上質なオリーブオイル、塩のみで作られた、シンプルなフォカッチャ。フワッとした食感なのに、全粒粉の食べ応えやオリーブオイルの旨味も感じられる、味わえるフォカッチャです。

Veganチーズケーキ(500円 税込)

また、旬の時にしか出会えない、季節の果物を使用したデザートもおススメです。写真はブルーベリーを使用したVeganチーズケーキです。生地に小麦粉は不使用なのでグルテンフリーです。

食べることを丁寧に。イタリアン人に学ぶスローフード

主にドリンクやホールを担当しているオーナーの夫、イタリア人のMarkさんはワイナリー出身。

その職人の目利きにより選定されたワインをはじめとする食材へのこだわりには、ただただ学ぶことが多かったというオーナー。日々の食生活のこだわりも強く、何を食べるか、どのように食べるか、ということに真剣に向き合う姿、また素材を丁寧に感じ取る感性には随分と影響を受けたといいます。

自身もイタリアンのシェフとして、食には丁寧に向き合っていたはずだったけれど、そうではなかったことに気づき、出来るところから丁寧な食生活をはじめました。そうすることが、今まで関心がなかった産地のこと、ひいては地球環境についても考えるきっかけとなりました。

「自分たちが食べているものはどこから来て、どこにいくのか。」

オーナーは、ただ作って提供するだけではなく、環境への配慮のためTake outの包材をエコ資材にしたり、プラスチックのストローを使用しない、など、お店として出来ることに試行錯誤しながら取り組んでいます。

Markさんの選ぶ秀逸なお酒や食材のセレクトと共に、家に遊びに来たような楽しさを食事と共に体験してもらえたら、と話すオーナー。「お肉もお魚も食べていないのに満たされたわ。」という嬉しいお客様の声に勇気づけられながら、自分たちの信念、食べたいものや居心地のいいものをお店から発信していきたい、という想いを語ってくれました。