なかなか出回らないアクチノライト。原石マニアには原石のままで愛好されています。アクチノライト(緑閃石)の意味・効果・浄化方法・見分け方について説明します。

あまり耳にしたことのない天然石ですので、知っている方はもしかしたら少ないかもしれません。というのも、アクチノライト単体では流通しないからです。何かしらの天然石にインクルージョンされることで、初めてその価値に値打ちが出る石なのです。

しかし例外があり、原石マニアにはアクチノライトはそのままの姿で愛好されています。

アクチノライトとは

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(画像=『Spicomi』より引用,https://upload.wikimedia.org)

アクチノライトとは、緑色の成分を持った石で和名を緑閃石(りょくせんせき)といいます。角閃石の仲間で、岩盤などに立つように結晶が連なるのであたかも鉱物の草原のような印象です。

アクチノライトの語源は、ギリシャ語です。ギリシャ語で放射光を意味します。繊維ように細かい結晶が放射状に広がっているからです。硬度は5~6なので、脆く壊れやすいのが特徴です。

このアクチノライトが水晶に混入すると、水晶の中にグリーンの針が無数に見えて大変美しくグリーンルチルやブルールチルと称されて流通します。

またネフライトと呼ばれる軟玉翡翠の緑の成分も、アクチノライトです。ネフライトの緑が濃ければ濃いほどアクチノライトが影響していてます。繊維が細かくなったものはビソライトとして流通します。

このように、アクチノライトは、何かに混入してこそ価値が高まり高額で取引される石です。岩盤に群生したそのものには、置物としての使い道しかないのが残念です。しかし、最近の傾向では水晶に細かいアクチノライトがインクルージョンされグリーンルチルと呼ぶには細すぎるものに対して、その ままアクチノライトとして販売されていることもあります。大変見た目にも美しく藻が水晶を覆っているような印象です。

アクチノライトの意味

クチノライトは、世界各地で同じような意味を有します。それはいずれも強い魔除けとしての意味です。

太古の時代から、アクチノライトは呪術的な祭祀に用いられ、人の持つ悪意やこの世ならざる悪霊や悪魔と対決するのに使用されてきた歴史があります。アクチノライトは男性的な側面の強い石として古今東西の悪霊祓いに使用されてきたのでしょう。

アクチノライトの石言葉

石言葉も雄々しく力強い言葉が連ねられています。

「悪霊から身を守る」「厄災を退ける」「粘りづよい意志」

こうした言葉からしても、アクチノライトが、如何に男性的であるかわかります。緑は大地に萌ゆる草木の色です。これらの自然は人間の生きる地上を守り、育ててくれます。

アクチノライトの緑色はあたかも、地球を静かに退くことなく守る自然そのものに例えられたのかもしれません。よくよく考えれば、自然災害などを見てもわかるように人間にとって一番の驚異こそが、自然界がもたらす事象だと言えます。

アクチノライトは自然に対する畏怖する思いを反映して、厄災や悪霊から人間を守護する石とされ、人々の心に根付き、原始宗教の儀式アイテムとしても必須のものになっていったと考えると、腑に落ちます。

アクチノライトの効果

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用,http://www.goodlifeguide.net)

なんといっても、アクチノライトの効果として筆頭に挙げられるのが魔除け効果です。

よからぬ予感や不安を拭い去りたいとき、意味もなく気持ちが沈み、何者かに操られそうな所在感のなさに打ちのめされた時に、本来の自己を呼び戻す役目を担う石です。または、学校や会社でいじめやパワハラを受けている時に、その悪意の矛先から逃れる事を得意とします。

悪意や悪霊のたぐいと戦うというのとは違い、その矛先をすり抜けて安全な場所に導くような効果があります。アクチノライトを持つことで、知恵が芽生え瞬間瞬間に打開策を明示してくれるでしょう。カンが冴え渡ることで、厄災からの回避能力が高まります。

他には、ストレスからくる不調を打開し、ストレスから解放してくれると言われています。

昔からシャーマンが身につけた勾玉の中には軟玉のネフライトがありました。シャーマンは老齢に似合わず知恵者のように振る舞います。これも、ネフライトに含まれるアクチノライトの効果で体が若返ったのかもしれません。

※これらの効果は現代医学・科学で証明されているものではないため、ご注意下さい。