Q.ドライブに出かけるとき犬は後部座席に乗せますが、車が苦手なせいか落ち着いて座っていられません。運転中は危険だから静かに座っていてほしいのですが…。
後部座席では犬用のシートベルトを装着していますか。はじめから車を嫌がらない犬もいますが、一般的に犬は車の振動に敏感なもの。体が揺れて不安がるケースは少なくありません。そのため、まず体をシートベルトで固定することをおすすめします。ケージに慣れているなら、ケージを後部座席か荷台に置くのもいいでしょう。こうするだけで落ち着くこともあります。
次に車酔い防止のための工夫をしてあげたいものです。窓の上部を2~3cmほど開けて風通しをよくし、ミント系のアロマスプレーなどを利用して爽やかに。もし、犬がよだれや鼻水を出し始めたら車酔いの徴候ですから、早めに休憩をとります。少なくとも1時間半~2時間ごとに1回は休憩し、トイレや散歩をさせましょう。
春の日差しが強くなってきたら、暑さ対策も重要。窓ガラスにUVカットシートやシェードを付けて直射日光が当たらないように注意しましょう。水を凍らせたペットボトルや濡れタオルなども用意しておくと安心です。乗車前にはフードは控えめにし、トイレを済ませておくのもお忘れなく。
ワンちゃん同伴のパーティーなどで気づくことですが、飼い主さんには3つのタイプがあるようです。1つ目はどんな場所にでも犬を連れて来て、犬が何をしようが少々人に迷惑をかけていても気にしないおおらかな人。2つ目は逆に気を遣いすぎてめったに犬を連れて来ないか、連れて来ても犬をケージに入れっ放しの人。3つ目はケージやリードをうまく利用し、周りのタイミングを見計らいながらみんなの中に交わったり、制御したりをほどよくくり返している人。もちろん一番いいのは3つ目のタイプです。
放ったらかしでは得てしてわがままになり落ち着いていられません。慎重過ぎて経験が少ない犬は怖がりになり、いつまでも大勢の輪の中に入れません。その場の状況を考慮しながら経験を積んでいってこそ、飼い主と犬が共に心地いい時間を過ごせるようになると言えるでしょう。
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