北海道の日高地方・新冠(にいかっぷ)町にある「太陽の森ディマシオ美術館」。⼈気観光場所として⼝コミで評判の美術館ですが、ホームページなどだけでは分からないところがありますよね。そのため、徹底取材を⾏ってきました。旅行や来訪前の参考にしてください。

北海道の日高地方・新冠町にある「太陽の森ディマシオ美術館」へ取材を⾏ってきました。「ホームページの情報だけではよく分からない」「インターネット上の⼝コミや評判だけではよく分からない」という⽅は、ぜひ参考にしてください。

取材先の美術館名:「太陽の森ディマシオ美術館」

Q. 施設の概要を教えてください。

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

「太陽の森ディマシオ美術館」は、北海道日高の雄大な山々、牧場に囲まれた大自然の中にあります。敷地面積は1.2ヘクタール、美術館の建物は延べ約1500平方メートル。もともと小学校だった建物をリノベーションし、2010年に開館しました。「自然との共生」、「自然とアートとの融合」をコンセプトに、普段感じることのできないような幻想的な雰囲気を楽しんでいただくことができます。

Q. 展示物の構成を教えてください。

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

当館は、幻想作家ジェラール・ディマシオの作品所蔵数は世界一、ルネ・ラリックのガラスコレクションの数は日本一を誇ります。いずれも理事長が個人で収集したものです。

理事長は、パリのとある画廊でジェラール・ディマシオと出会い、その絵のあまりの美しさに衝撃を受けました。以来彼の作品をコレクションし、200点以上を集めるまでに。さらに、将来は美術館を作って多くの人に作品を見てもらいたいとの想いがジェラール・ディマシオ本人にも伝わったことで、彼は3年をかけて縦9メートル、横幅27メートルにも及ぶ超大作の油彩画を完成させました。しかし展示できる場所探しに難航します。

そんななかで、理事長は北海道の「太陽」という町にある廃校となった小学校のことを知りました。現地の人々の熱意に心を打たれ、「鍬の代わりにアートでこの地を開拓しよう」と決意したのです。北海道の方々の開拓者魂が乗り移った瞬間だったと言います。その後、小学校の体育館だったスペースに、ディマシオの超大作を設置してみると、わずか5ミリを残してぴったりと収まり、こうした出来事にも不思議な出逢いの運命を感じたそうです。

こうした経緯を経て、ジェラール・ディマシオの作品を中心に、ルネ・ラリックのガラス作品を中心とした「ガラスの美術館」、三島喜美代、ジョージ・リッキー、スワード・ジョンソンなど国内外の彫刻家の作品を集めた「彫刻庭園」、ディマシオがよく描くモチーフであり、子どもたちに人気の「恐竜オブジェ」など、「楽しんでいただける美術館」をモットーに構成をしています。

Q. デートスポットとしての見どころを教えてください。

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

やはり、ジェラール・ディマシオが描いた縦9メートル、横幅27メートルの「世界最大の油彩画」です。ディマシオの作品はすべて無題なので、これにも名前はありません。鏡を利用した箱型の展示で、元体育館の施設に設置されています。ジェラール・ディマシオは建築学を学んでいた影響からか、鏡などを使って立体感を演出することが多く、現代でいう3D的な感覚を味わえる展示手法を好みます。窓からの自然光とライトアップで、迫力ある絵画の表情の変化を見ていただければと思います。また、1日8回、光と音楽の演出プログラムを楽しんでいただけるという、アトラクション型の作品展示にもなっています。

デートなら、繊細なガラス作品のルネ・ラリックのコレクションが、ロマンティックな雰囲気を醸し出してくれるでしょう。北海道は小樽などガラスの産地が多いせいか、文化的にガラス工芸を好む人が多いように感じます。ルネ・ラリックは、1900年代初頭に活躍したガラス芸術家で、花やギリシャ神話をモチーフにした美しい作品を多く世に出しました。その数は4000種類以上とも言われていますが、当時のガラス技術は不純物も多く、良い状態で現存している作品は多くありません。当館はその中でも良い状態のコレクションが揃っていると、高い評価を得ています。酒器や食器、またアクセサリーに興味のある方は、熱心にご覧になりますね。ぜひこの世に一点しかない輝きを楽しんで下さい。

美術館館内では作品との撮影もOKです。感性の赴くままに様々な芸術に出合って、記念写真を撮ってみてください。猫スタッフの「マスク」も、気が向いたらお客様に寄ってきますので可愛がってあげてくださいね。

Q. 人気の企画やイベントはどんなものがありますか?

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

過去には音楽コンサートなどのイベントも行っていましたが、昨今はコロナ禍で、イベントは行っていません。しかし、フォトウェディングや、ここが小学校だった頃の卒業生が結婚式の会場として利用してくれたことはありました。また、コスプレイヤーの皆さんを広く受け入れているので、小規模から大規模まで様々なコスプレイベントが行われることもあります。ディマシオの描く不思議な世界観がコスプレ作品にうまく合っているようです。