整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

|思ってもいないことを「できるだけ言わない」ようにしたら会話が楽しくなった

リモートワーク中心の働き方になってから、特に意識していること。それは、できるだけ「思ってもいないことを言わない(メールやSlackでは、書かない)」ことです。そりゃそうだ、と思う方も多いと思います。

でも、コロナ禍前に毎日出勤していたときは、「会社員としての適切な言葉」を発することにかなり意識が向いていました。言葉に気持ちが一致していなかったことも多く、そのことで時に、自分の本心を見失い、心が疲れていたように思います。

でも、対面で人に会うこと、同じ空間で同僚などと一緒に仕事をすることが少なくなったことで、たまにある「会って話せる」機会には、もう自分の心に無理をさせるような言葉を使いたくないなと思いました。そして、それは結果的に「相手に誠実に向き合う」ことにもなったのではないかと感じています。

コロナ禍をきっかけに会う人数が激減したことで、「発する言葉を大切に」「ていねいに」コミュニケーションできるようになったことは、わたしにとってはとてもうれしいことでした。先日、産業カウンセラーなどの資格を持っている同僚から、

「言葉と気持ちがリンクできると、対話がもっとスムーズになるよ」

「自分の気持ちを別のところに置いておいて、役割上の言葉を使う時間が長くなると、本当の気持ちが元気がなくなってしまうよ」

と教えてもらいました。なるほど…! だから、職場で「役割上の言葉」を使い続けると疲れるのか!