子供を育てていると頻繁に使う「育児」、「子育て」という言葉。これって同じ意味なのでしょうか? だいたい似た意味なのはわかりますが、違いを説明してと言われても困る…。意外と知らない「育児」と「子育て」の違いについて調べてみました。

育児と子育ては似ているけれど、意味が違う

育児と子育て、言葉の意味が違うのを知っていますか?
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

あまり気に留めることなく、育児も子育てという言葉は会話の中で日常的に使っているでしょう。では「『育児』と『子育て』の意味はどう違うの?」と聞かれるといかがでしょう? 上手く説明できる人は少ないでしょう。産後の休暇を「育児休暇」とは呼んでも、「子育て休暇」とは呼びません。どうしてなのでしょう? 考え始めると、いろいろと不思議に感じてきませんか!? そこで、2つの言葉の意味を調べてみました。
育児:乳幼児を育てること
子育て:子を育てること
との解説を見つけました。一見同じことのように思いますが、「乳幼児」を育てることと、「子」を育てることにはどんな違いがあるのでしょうか。

育児=0~6歳の乳幼児、未就学児を育てること

育児と子育て、言葉の意味が違うのを知っていますか?
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

「『育児』は乳幼児を育てること」と、三省堂大辞林に記されています。乳幼児は「小学校入学前までの子供」のことを指します。つまり「育児」が対象とするのは「0歳から就学前の6歳までの子供」になります。ちなみに、乳幼児とは乳児と幼児のことで小学校入学前までの子供の総称です。もう少し詳しく見ていくと、乳児は生後1年から1年半くらいまでの子供を指し、児童福祉法においては「1歳未満の子供のこと」を意味しています。また、幼児は幼い子供のことを言い、児童福祉法では「満1歳から小学校入学前までの子供を指しています。

子育て=年齢に制限はない? 子供が社会に出るまで育てること?

育児と子育て、言葉の意味が違うのを知っていますか?
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

次に「子育て」について見ていきましょう。三省堂大辞林には、「『子育て』は子を育てること」との解説がありました。しかし、育てる「子」について、具体的な年齢は示されていません。調べていくと「子」とは、

  1. 人間や動物から、生まれ出るもの。特に、生まれ出て間もないもの
  2. まだ一人前になっていない人間。年少の男女
  3. 両親の間に生まれた人。また縁組により、その間に生まれたものと同じように養われている人

と解説されていました。生まれて間もないものを子と呼ぶこともあれば、生まれてきたものを年齢にとらわれず子と呼ぶこともあるようです。このことから「子」の概念については明確な年齢制限が設けられていないのがわかります。つまり、「子育て」が対象とする子供については、年齢の制限は特に設けられていないということです。また、辞書には明記されていませんが、一般的には、対象者が自立するまでの幅広い期間を「子」と呼ぶことが多いようです。