家の中や庭先などでヤモリを見かけたことはありますか?ヤモリは私たちの生活の中でなくてはならない存在であると言われるほど重宝される生き物です。また、ヤモリが現れることは私たちに幸運をもたらすことにつながります。今回は、ヤモリが出る家は縁起が良いと言われている理由をはじめ、ヤモリを見ることの幸運のお告げについてそれぞれどのようなお告げを実感できるか徹底解説していきます。
ヤモリとは
「ヤモリ」とは、一見、トカゲのように見えますが、トカゲよりも体色が緑がかっていて、同じ爬虫類に分類される生き物です。私たちが住む日本で見かけるヤモリは「ニホンヤモリ」となり、体調12cmほどの小ぶりなタイプが多い傾向です。
そんな「ヤモリ」は見た目の雰囲気とは異なり、案外臆病な生き物のため、噛んだりすることもなく、毒性もない安全な生き物だと捉えられています。
家の庭の害虫を食べて駆除する益虫と同等の扱いであることから「家」を「守る」という意味で「家守(ヤモリ)」と名付けられたという言い伝えがあります。
ヤモリの出る家は縁起が良いと言われる理由
ここからは、ヤモリが出現する家は、とても縁起が良いと言われています。実際、ヤモリが出現することで縁起が良くなると言われている理由を以下に4点ご紹介します。いったいどのような理由があって縁起が良いと言われているのかひとつずつ詳しくみていきましょう。
ヤモリの出る家は縁起が良い理由①漢字で書くと「家守」「屋守」
「ヤモリ」や、「家守」「守宮」などという感じで表されることがあります。このヤモリこそ、昔から家の中に現れるゴキブリやシロアリなど、害虫駆除を行う逸材だと捉えられていました。
それが時を経て、家を守ってくれる存在であるという考えが根付き、スピリチュアル的な意味あいを持つ存在に変わっていったと言われています。
古くから日本の家屋は木造建築であることから、このヤモリの存在が自宅の害虫駆除のためにまさに珍重される生き物だと考えられてきました。
その考えが今もなお続いていることで、ヤモリは私たちの生活になくてはならないとても大切な存在であるということが分かるでしょう。住宅を安全に保ってくれる神様と崇められるような存在が「ヤモリ」だと言えます。
ヤモリの出る家は縁起が良い理由②害虫を食べてくれる
ヤモリは家の外など庭先だけではなく、屋内にいる害虫駆除を行ってくえるので、家の中がいつもクリアな状態を保つことができます。害虫はヤモリにとってれっきとした餌です。
人間にとっては害虫扱いになることを考慮すると、私たち人間とヤモリがうまく共存していることが分かるでしょう。
ヤモリの出る家は縁起が良い理由③富の象徴
ヤモリは冬は冬眠している状態ですが、温かくなると頻繁に姿を現すようになります。また、ヤモリは虫を餌として生きているため、シロアリやゴキブリ、またハエや蚊までも餌としています。まさに人間が嫌う虫を食べて生きていることが分かるでしょう。
なお、ヤモリは昔から富の象徴とされているため、お金持ちの家に出現するなどと言われています。日本でも白いヤモリを見るとより縁起が良くなると言い伝えがあるなど、金運アップを招く素晴らしい存在であると言えるでしょう。
このように、ヤモリが出る家は自然と富を象徴しているということが分かります。また、富を得る家には必ずヤモリが宿っているため、自分の気付かないところで住みついていることでしょう。
ヤモリの出る家は縁起が良い理由④絶滅危惧種
私たちが普段の生活でヤモリを見かけることがあるとすれば、それは「ニホンヤモリ」です。このニホンヤモリは「タワヤモリ」「ヤクヤモリ」などが挙げられ、西日本に主に生息する種類となります。
身体の色が茶褐色となり、ゴツゴツとした身体つきが特徴的です。また、身体に斑点が見られるのがニホンヤモリだとわかるでしょう。