ピル(低用量ピル)の避妊率は?

コンドームの避妊率は7組に1組が失敗!? ピルとどちらが安全なのかを比較!  正しい避妊方法を知ろう!
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

日本ではピルはあまり普及していませんが、EU諸国などではピルを使った避妊方法が主流になっています。
ピルは黄体ホルモンと卵胞ホルモンを成分とし、体内のホルモンバランスを変化させて排卵を抑えたり、子宮内膜を薄くして受精卵の着床を防いだり、子宮頸管の粘膜を変化させて精子が子宮内に入りにくくしたりすることで避妊します。
ピルは正しく使うと非常に高い避妊効果を得られますが、毎日の服薬を忘れて避妊に失敗することもあります。ピルの正しい使い方や一般的な使用での避妊率、メリット・デメリットについて見ていきましょう。

ピル(低用量ピル)の正しい使い方は?

 
ピルは28日を1回の周期とし、毎日同じ時間に1錠ずつ服用します。ピルには21日飲んで7日休むタイプと、28日間飲み続けるタイプがあります(最後の7日分は有効成分が入っていない錠剤)。
また28日間のなかでホルモンの配合量を変化させていくタイプもありますので、生活習慣や体質から自分に合ったものを処方してもらいましょう。
万が一飲み忘れた場合、翌日までなら気付いた時点ですぐに1錠飲み、その日の分も時間通り服用します。2日以上飲み忘れた場合は医師に相談してください。

ピル(低用量ピル)の避妊率は92%

2005年に日本産科婦人科学会が発表した「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン」よると、一般的な使い方をした場合、1年間にピルで避妊できる確率は92%です。
ピルを飲み忘れることもあるため「100%避妊できる」とは言い切れませんが、コンドームよりは高い確率で避妊できるのです。ピルを飲み忘れることなく正しく服用し続ければ、避妊率は99.7%と非常に高い効果を得られます。

ピル(低用量ピル)のメリット

  • 女性主体で避妊できる
  • 子宮内膜が薄くなり生理痛や過多月経が改善する
  • 生理周期が規則正しくなる

ピル(低用量ピル)のデメリット

  • 医師の処方が必要
  • 毎日服用しなければならない
  • 避妊目的の場合、自費診療になる
  • 飲み始めは副作用が出ることがある
  • ごくまれに血栓症が起こるリスクがある

知っておきたいピル(低用量ピル)の副作用

コンドームの避妊率は7組に1組が失敗!? ピルとどちらが安全なのかを比較!  正しい避妊方法を知ろう!
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

現在はホルモン量の少ない「低用量ピル」が世界で主流になっており、以前に使われていたホルモン量の多い中用量ピルに比べると、強い副作用は起こりにくく太ることもありません。
しかしピルを飲み始めると体内のホルモンバランスが変わるため、初めの頃に吐き気、頭痛、不正出血、胸の張り、下腹部痛、むくみといった副作用が起こることがあります。
飲み始めから3ヶ月ほど経つと体が慣れて症状は治まってきますが、いつまでも症状が改善しない、症状がひどくなる場合は医師に相談しましょう。
また、ピルを服用するとまれに血栓症のリスクが増加するとされています。とくに40歳以上の人、喫煙者、肥満傾向にある人は注意が必要です。さらに授乳している、喫煙している、乳がん・子宮内膜がん・子宮頸がんにかかっているなどの理由からピルに適さない人もいます。