吉日として有名な「一粒万倍日」。一粒万倍日にやってはいけないこととは?買い物や支払いではどうすべき?一粒万倍日の宝くじ運や過ごし方、カレンダーなどについても説明します。
一粒万倍日は吉日ですが、実はやってはいけないことがあるのを知っていますか?「何をしても大丈夫」と思っていると、あなたにとって凶日になってしまうかもしれません。
そこで今回は、一粒万倍日の意味を解説し、やってはいけないことを紹介します。
一粒万倍日の意味と読み方は?

一粒万倍日の読み方は、「いちりゅうまんばいび」です。「いちりゅうまんばいにち」と読む人もいます。
一粒のモミが何万倍も増えて稲穂になる様子を表した、吉日を意味する言葉です。一粒万倍日に始めたことは、何倍にも増えると言われています。前向きな気持ちで何か新しいことを始めるのに、とても縁起が良い日です。
しかし、一粒万倍日は良くないことも何倍にも増やしてしまうので気を付けなければなりません。あなたの行いによっては、凶日になってしまう可能性があります。
なお、他の吉日と一粒万倍日が重なると、更に縁起の良い効果が高まります。一方、仏滅などの凶日と一粒万倍日が重なる場合、「凶を何倍にもして縁起が悪くなる」「凶の縁起の悪さを一粒万倍日が相殺する」と、相反する2つの説があり、どちらが正しいかハッキリしていません。
一粒万倍日にやってはいけないこと14個

一粒万倍日にやってはいけないのは、以下のようなことです。
(1)人から物を借りる (2)人からお金を借りる (3)人に頼みごとをして借りを作る (4)人の悪口や陰口を言う (5)無駄遣いをする (6)リボ払いをする (7)ローンを組む (8)融資を受ける (9)喧嘩をする (10)恋人と別れる (11)友達と絶縁する (12)入院をする (13)葬儀をする (14)その他良くない行動をする
お金や物、労力など内容を問わず、借りた物は増えてしまう日なので注意しましょう。リボ払いやローンも借金なので、気を付けなければなりません。また、ネガティブな気持ちも増大します。人間関係の苦しさを吐き出すのは大事ですが、一粒万倍日ではポジティブな気持ちを持つことが重要です。
入院や葬儀など、「一粒万倍日だから…」と避けられない場合は、「この日をきっかけに、良い方向に転じるはず」と前向きになり、心身の健康を願うと良いでしょう。
一粒万倍日にやってはいけない買い物
一粒万倍日は不安な気持ちや迷いも大きくしてしまいます。ですので、一粒万倍日に「買おうかな、どうしようかな」と迷ったときは、買わずに一旦帰るのが正解です。一粒万倍日の買い物は、何を買うかよりも、どのような気持ちで買うかが重要なのです。
目的を持って買い物に出るのは良いですが、そうではない場合、不要な物を購入して後悔するかもしれません。一粒万倍日の買い物で失敗したくないなら、あえて買い物には出ず、自分への投資になる行動をするのがおすすめです。
一粒万倍日にやってはいけない支払い
一粒万倍日の借金は、良くないものとされています。そのため、ローンやリボ払いなど、後からの支払いは避けた方が良いでしょう。手持ちのお金では支払えない大きな買い物は、一粒万倍日にやらないのが賢明です。特に衝動買いには気を付けましょう。
ただし、車やマイホームなど、ローンが必要な程大きな買い物での支払いは、気持ちの持ちようによって解釈が変わります。
購入を新たなスタートとして捉えるなら、明るい未来が期待できるでしょう。一方、大きなローンを抱えて不安を感じている場合、ネガティブな気持ちが膨れ上がる恐れがあります。一粒万倍日が吉日となるかどうかは、あなたの気持ちで決まるのです。
一粒万倍日の宝くじ運
縁起の良い日に宝くじを購入すると、運気が上がって当たりやすいと感じるでしょう。しかし、宝くじは確率論で語らなければなりません。
一粒万倍日を含め、縁起の良い日に購入する人が増えれば、その日に発売される宝くじの枚数も増えます。売れた枚数が多い日ほど、当たりが出る確率も増えます。結果、一粒万倍日で購入された宝くじの中から当たりが出やすいと解釈されるのです。
しかし、あなたが当たるかは話が別。なぜならば、1日の購入者が多い分、あなたに当たりが回ってくる確率は低くなるからです。
「宝くじでお金が入る可能性を広げる」と捉えれば、一粒万倍日の購入にゲン担ぎになるでしょう。しかし、宝くじは運を天に任せるもの。一粒万倍日の本来の意味合いとは違うとも受け取れます。過度に期待をかけない方が良いでしょう。