北海道旭川市にある「男山酒造り資料舘」。⼈気観光場所として⼝コミで評判の資料館ですが、ホームページなどだけでは分からないところがありますよね。そのため、徹底取材を⾏ってきました。旅行や来訪前の参考にしてください。

北海道旭川市にある「男山酒造り資料舘」へ取材を⾏ってきました。「ホームページの情報だけではよく分からない」「インターネット上の⼝コミや評判だけではよく分からない」という⽅は、ぜひ参考にしてください。

取材先の資料館名:「男山酒造り資料舘」

Q. 施設の概要を教えてください。

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

「男山酒造り資料舘」は、お酒の醸造施設「酒蔵(さかぐら)」に併設された3階建ての施設です。2階と3階部分が展示施設となっており、ガラス越しに併設されている蔵の中をご覧いただけます。冬場の仕込み時期には、時間帯によっては仕込み作業を一部ご覧になれます。

開館は1968年(昭和43年)で50年余りの歴史があります。少しずつ展示物を増やし、現在に至ります。

Q. 展示物の構成を教えてください。

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

江戸時代、幕府の官用酒であった「男山」。その「男山」に関する展示物を2階にある「江戸時代資料室」にて展示しています。「男山」の由来や、江戸時代の人気を裏付ける浮世絵などの歴史的資料や文献、また酒器などがあります。

中でも、喜多川歌麿の浮世絵「名取酒六家選 若那屋内白露 木綿屋乃男山」が完成するまでの制作過程が分かる「順序摺(じゅんじょずり)」で再現した浮世絵を、パネル22枚にて大きく公開しています。多色刷りの繊細さや正確さ、色の鮮やかさなど、特に興味深く見ていただけるのではないでしょうか。

3階には昭和初期まで使用されていた昔の酒造り道具を展示しています。そのほか、ガラス越しに酒蔵の2つの工程をご覧いただけます。

お酒を仕込む「醗酵室」では、10月頃から3月頃までの仕込み時期には、時間帯によっては蔵人(くらびと)が櫂(かい)入れをする作業などを、またお酒を搾るエリアでは、圧搾、お酒の調合などの作業もご覧いただけます。仕込みの時期には、蔵人が板粕(お酒をしぼった後に残る板状の酒粕)をはがす作業などを見られることもあります。

Q. デートスポットとしての見どころを教えてください。

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

やはり皆様注目なさるのは、蔵元ならではの無料試飲ですね。試飲コーナーでは、蔵元限定酒や季節限定酒をはじめ、お酒が苦手な方向けに甘口タイプや低アルコールのものなど色々なタイプのお酒をご用意しています。(2022年6月現在は、新型コロナ感染拡大の防止対策として、お一人様の試飲点数を少なくしてご対応をさせていただいております)

お酒選びを通して、お互いの好みを話しながら、お二人の気持ちを深めていっていただけたら嬉しい限りです。お酒をお土産に、ご自宅に帰ってからも一緒に楽しいひと時をお過ごしいただきたいとも思っています。

酒造りの学びを深めていただくには、資料舘3階がおすすめです。昭和初期に使用していた酒造りの道具のほか、日本酒の製造工程と男山の歴史を5ヶ国語(日本語、英語、中国語、韓国語、タイ語)対応の約8分間の動画でご覧いただけます。また、同フロアには、原料の稲穂や酒米、当社の仕込み水に関する展示もありますので、ぜひこちらもご覧いただければと思っております。

資料館正面入口の両サイドに写真スポットをご用意しております。 入口に向かって左側には、木製の「大桶」が。桶の中には「櫂棒(かいぼう)」という原料を混ぜる時に使う道具を設置しているので、蔵人がお酒を造っている感じで撮影いただけます。また、右側には大きな杉玉「酒林(さかばやし)」が吊るされており、その下にベンチがあります。

館内にははんてんと前掛け、それから4.5Lサイズのお酒の瓶をご用意しておりますので、撮影の際に自由にお使い下さい。見学エリア内では、他のお客様、スタッフのプライバシーにご配慮いただければ、撮影自由です。

またお庭もぜひご散策ください。当館の前庭の日本庭園には、お花の時期になるとエゾヤマザクラやフジ、アジサイなどの花々が咲きそろいます。池には鯉が泳いでおり、その年の気温に左右されますが、5月頃から9月頃までエサやりを楽しむことが出来ます(1袋10円、1日あたり数に限りあり、雨天中止)。雪が積もる時期には、前庭の一部に雪の滑り台を作成、チューブ滑りを楽しんでいただいています。

Q. 人気の企画やイベントはどんなものがありますか?

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

残念ながらコロナ禍のため2年ほど休止しておりますが、毎年2月の第2日曜日に「酒蔵開放」(イベント開催時間10時~15時)を行っております。日頃のご愛顧に感謝して敷地内を開放し、無料の振る舞い酒や麹の甘酒をを楽しんでいただいております。当日は、限定品を含めたお酒の販売、酒粕の販売を行います。また食べ物屋さんに出店いただき、有料ですが食事をしていただくことも可能です。輪投げなどお子様にも楽しんでもらえる企画もあります。厳寒期の屋外イベントですが、お酒とともに寒さも一緒にお楽しみいただいているように感じています。2023年は、再開できればと考えております。

普段は、1階の試飲コーナーにて蔵元限定や季節限定のお酒などの試飲ができます。2022年6月現在、新型コロナ感染拡大防止の観点から、無料試飲の種類を10種類に縮小、この中からおひとり様3杯までとさせていただいております。有料試飲では、「純米大吟醸」と蔵元限定大吟醸酒「木綿屋 七ツ梅」をどちらも30ml税込100円にてお楽しみいただけます。試飲内容に関して大きく変更がある場合、当社の公式サイト等で告知をしますのでチェックしてみてください。

男山には約40種類の色々な味わいのお酒があります。なかでも資料舘限定のお酒として、北海道産の酒米で仕込んだやや甘口の「北美月(きたみづき)」という純米大吟醸酒や、辛口の「純米原酒(じゅんまいげんしゅ)」が人気です。スタッフがお客様のお好みに合わせてご提案をします。

また、搾ったばかりのお酒をその日に発売する「今朝ノ酒(けさのさけ)」も人気です。こちらも資料舘限定で、仕込みの時期のみ楽しめるお酒です。出来立ての風味を楽しんでもらいたいので、1週間くらいで飲み切っていただきたいですね。搾るお酒の種類によって「今朝ノ酒」は中身が変わり、金額も異なります。

試飲の楽しみ方のコツとしては、甘口、辛口の両方をお楽しみいただく際は、辛口から順番に飲むのがおすすめです。甘口の後に辛口のお酒を飲むと、甘口に負けてしまうせいで、辛口のお酒を水っぽく感じてしまいがちなのです。